[Memo2024][ITPASS]HDD の初期不良チェック
(<[TEBIKI]HDD の初期不良チェック>) に従って, HDD の初期不良チェックの方法を述べる.
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概要
チェックする HDD を適当なマシンに入れ, dd コマンドにより読み出し/書き込みのテストを行う.
準備
用意するもの
- チェックする HDD
- SATA ケーブル
ハードウェアセットアップ
チェックする HDD を適当なマシンに入れる.
また, df コマンドや dmesg コマンドを用いて OS の入っていない HDD を表すデバイスファイル名を確認しておく.
読みだし/書き込みテスト
読みだし/書き込みのテストには dd コマンドを使う. 次のようなシェルスクリプトを使い, 読み出しテスト, 書き込みテストを続けて実行すればよい.
----ここから---- #!/bin/bash FILE=/dev/hoge dd if=$FILE of=/dev/null dd if=/dev/zero of=$FILE ----ここまで----
これを diskiochk.sh などとして保存し,
# chmod u+x diskiochk.sh # nohup ./diskiochk.sh &
として出力結果を nohup.out に出力する.
上記のシェルスクリプトの中身については以下の通りである.
まず, HDD の全ての領域からデータを読み出して, エラーが出ないかどうか調べる. 例えば, HDD を表すデバイスファイル名が /dev/hoge だった場合, 次のコマンドを実行する.
# dd if=/dev/hoge of=/dev/null
null は, 入力したデータを全て捨てるデバイスファイルである.
書き込みのテストには,
# dd if=/dev/zero of=/dev/hoge
とする. zeroは, 読み出すとゼロを返すデバイスファイルである.
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References:[[ITPASS2024]2024年度サーバ構築ログ]