[ITPASS2016]debianパッケージの引き継ぎ

概要

マシン old に導入されている debian パッケージを全てマシン new に導入する.

古いマシンでのインストールパッケージリスト作成

old に install されている debian パッケージの一覧を取得する.

[old] $ dpkg --get-selections > old_list.txt

リストを参照して, 古いカーネルなど, 明らかに不要なものはリストから削除する.

リストを新しいマシンへ転送

リストを old から joho?? (適当な joho 機) へ転送し, joho?? から old へ転送する.

リストを元にインストール

new において, old で導入されているパッケージに対して 「install」を設定する.

[new] $ sudo -s
[new] # dpkg --set-selections < new_list.txt

実際にインストールする. この際,

dpkg: 警告: データベースの xx 行目のパッケージはありません: (パッケージ名)

という警告が大量に出る.

そこで, [Memo2014][ITPASS]debianパッケージの引き継ぎを参考にし,

# apt-get install dselect

を実行, dselect コマンドをインストールする. 次に,

# dselect update

を実行し, パッケージ情報を更新する. その後, 再起動し, 再度

[tako] # dpkg --set-selections < old_list.txt

を実行すると, 警告の量は以下の 3 つになった.

dcreal, htroff, mksigen

mksigen は mksigen のインストールでインストールするが, 残り 2 つは必要な時にインストールすることにする.

実際にインストールする.

[new] # apt-get dselect-upgrade

結果として, 103 個がインストールされ, 4 個のパッケージが削除された.

gnome の再インストール (必要に応じ)

パッケージの引き継ぎを行うとき,

[new] # apt-get dselect-upgrade

を行うと, gnome 関連のパッケージが削除されることがある.

もしそうなってしまった場合は引き継ぎ終了と同時に,

# apt-get install gnome

を行う. この後, 再起動を行う.

GNOME をデフォルトで立ち上げない

以下のコマンドで起動時に CUI のログイン画面になるようにする.

# insserv -r gdm3

必要のない行をコメントアウトする.

# vi /etc/X11/defaut-display-manager

この中で /usr/sbin/gdm3 をコメントアウトする.

# /usr/sbin/gdm3

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Last modified:2016/12/16 15:47:41
Keyword(s):
References:[[ITPASS2016]2016年度サーバ構築ログ]