5.spml のインストール

ここまで ISPACK,netcdf,gt4f90io をインストールして、ようやく spml のインストールのできる環境ができる。

  1. インストール先のディレクトリ spmodel を作る。
  2. $ mkdir spmodel

  3. spml を wget コマンドでダウンロードし、tar コマンドで解凍する。
  4. $ wget http://www.gfd-dennou.org/library/spmodel/spml.tar.gz
    $ tar zxf spml.tar.gz

  5. configure を実行する。
  6. ここで、ISPACK,netcdf,gt4f90io の各ライブラリの場所、さらにこの spml のインストール先のディレクトリを指定しておく。
    ISPACK ライブラリ/home/yuuya/is-lib/libisp.a
    netcdf ライブラリ /home/yuuya/netcdf/lib/libnetcdf.a
    gt4f90io ライブラリ /home/yuuya/gt4f90io/lib/libgt4f90io.a にあり、
    インストール先のディレクトリ /home/yuuya/spmodel なので、

    $ ./configure \
    --with-ispack= /home/yuuya/is-lib/libisp.a \
    --with-netcdf= /home/yuuya/netcdf/lib/libnetcdf.a \
    --with-gt4f90io= /home/yuuya/gt4f90io/lib/libgt4f90io.a \
    --prefix= /home/yuuya/spmodel

    とする。

  7. gt4f90io のモジュール置場の指定
  8. gt4f90io のモジュール情報ファイルのディレクトリが /home/yuuya/gt4f90io/include の場合、

    FFLAGS=-I/home/yuuya/gt4f90io/include

    -I オプションはコンパイラによって異なるので、各自確認すること。

  9. make コマンドを実行し、インストールする。
  10. $ make
    $ make install

  11. テストプログラムを実行する。
  12. 正しくインストールできたか動作確認をする。
    ただこのとき、インストールされたコンパイル用のスクリプト spmfrt をすぐに使おうとしても、"command not found" とされ、認識してもらえない。
    認識してもらうためには、以下のようにこのスクリプトのパスの指定をする必要がある。

    $ PATH=$PATH:/home/yuuya/spmodel/bin

    また、これだけでは一度 x term を閉じて、また新たに始めたときに設定しなおさなければならないので、そうしたくない場合は、vi コマンドで bashrc ファイルにこのパスの設定を追記すればよい。

    $ vi ~/.bashrc

    一番下の行に以下を追加
    export PATH=$PATH:/home/yuuya/spmodel/bin

    こう追記して、一旦 x term を閉じ、また起動すると、spmfrt コマンドが認識される。

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