IT pass HikiWiki - [TEBIKI]情報実験機での富士通コンパイラの使用 Diff

  • Added parts are displayed like this.
  • Deleted parts are displayed like this.

{{toc}}

itpass では, 情報実験機 joho01-12 で使うことができる Linux 用の((<富士通コンパイラをコンパイラ|URL:http://software.fujitsu.com/jp/fortranc/>))を用意している.
この Linux 用の富士通コンパイラは 2015 年 12 月現在, 販売中止になっており, また公式には debian をサポートしていないため, そのままでは動作しない.

そこでここでは, debian 8.2 で用いるための方法を説明する.
今後の OS のバージョンアップなどによっては, 同じ方法では動作しなくなるかもしれない. その際には, 記述を追加してほしい.

= 準備

OS のインストール時に導入されていないかもしれないライブラリのインストール.

  # sudo apt-get install libc6-i386 libelf-dev

debian 8.2 と富士通コンパイラで, パスが異なるファイルにリンクを貼る.

  # mkdir /usr/lib64
  # cd /usr/lib64
  # ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/crt1.o
  # ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/crti.o
  # ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/crtn.o


= コンパイラのインストール

コンパイラのマニュアルの記述に従ってインストールする.
なお, OS の選択では, これまでは SUSE Linux を選択していた (Redhat Linux を選択していけないかどうかは未確認).


= コンパイラのライセンス認証

もしコンパイラのインストール時に, 自動的にライセンス認証が行われない場合には,

  /opt/FJSVplang/bin/setup-license

を実行してライセンスを認証する事.


= パスの設定

例えば csh であれば, .cshrc に下の様に追記する.

  set path=($path /opt/FJSVplang/bin)
  setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVplang/lib64
  setenv MANPATH /opt/FJSVplang/man


(bash であれば形式が異なるだろう.)


= コンパイラのテスト

コンパイラのマニュアルの記述に従って, インストールしたコンパイラをテストする.