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= ソフトウェアを最新版に保つ方法 (Debian GNU/Linux の場合)

Debian の場合, Debian の公式 Web にソフトウェアのバグ情報が出ます.
そこを読むと最新ソフトウェアがどこに存在するのかわかります.
また, ((<Debian JP Users|URL:http://www.debian.or.jp/community/ml/openml.html#usersML>)) などのメーリングリストに加入していると,
最新のセキュリティアップデートなどの情報が配信されるので便利です.

最新ソフトウェア置場は実は決まっているので,
わざわざ手動でソフトウェアをダウンロードして
インストールする必要はありません.
apt というソフトウェアを用いると自動で行えます.

ソフトウェアのアップデートの自動化を行うために,
apt の設定ファイルに最新ソフトウェア置場の情報を付加します.
すでにこの情報が /etc/apt/sources.list に書かれている場合は必要ありません.

まず root になります.

$ sudo -s

次にソフトウェアの情報を付け足しましょう.

# echo "deb http://security.debian.org/ buster/updates http://security.debian.org/debian-security bullseye-security main contrib non-free" >> /etc/apt/sources.list

次に実際のソフトウェアのアップグレード作業です. これは実に簡単です.

# apt update               < 最新のソフトウェアの情報を取得

# apt upgrade              < 最新のソフトウェアをインストール

(管理者権限で実行してください (sudo を使うとか).)

インストール時にエラーが出た場合は, メッセージにしたがってください.

apt はソフトウェアパッケージを扱う非常に便利なコマンドです.
より詳細な使い方は, マニュアルページのapt(8)および
そこからたどれるマニュアルや書籍を参考にしてください.

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