IT pass HikiWiki - [Memo2012][ITPASS]RAM初期不良チェック Diff

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= 概要

ここでは, memtest86+ を用いた, RAM の初期不良チェックの方法を述べる.

== 注意

このドキュメントを作成したメモリテストは, Debian squeeze で行った.


= 準備

チェックする RAM を用意する.

* 今回チェックを行った RAM
  * DDR 2 800 4 GB x 4 枚

== memtest86+ のインストール

apt を用いて memtest86+ をインストールした.

% sudo apt-get install memtest86+

== memtest86+ が正しくインストールされたことの確認

memtest86+.bin の存在を確かめた.

% ls /boot/

== grub の設定

grub のブートメニュー (電源を入れた直後に出る, OS の選択画面) を編集し,
memtest86+ を選択できるようにした.
設定ファイルの名前と場所は, Debian のバージョンによって異なり,

* Debian Lenny の場合:
/boot/grub/menu.lst
* Debian Squeeze の場合:
/boot/grub/grub.cfg

である. 編集するには, スーパーユーザの権限が必要である.
これを以下のように編集した.

設定ファイルの最下行にある,

...
### END DEBIAN AUTOMAGIC KERNELS LIST ###

のさらに下に,

title     memtest86+
root      (hd0,0)
kernel    /boot/memtest86+.bin

と追記して保存した. 以下注意点である.

* root には, MBR のあるディスクを記入すること.
  * インストールされている OS の root が (hd1,0) ならば, そちらに合わせる.
* kernel には, 先の「memtest86+ が正しくインストールされたことの確認 」で確認した memtest86+.bin のパスを指定すること.

= 初期不良チェック

== 確認すべきメモリの取り付け

インストールと設定を完了させたのち,
コンピュータの電源を落とした.

% sudo shutdown -h now

チェックするメモリ 4 枚を筺体に取り付ける.
#このとき, 確認の対象としないメモリは
#取り外しておくこと (余計な時間がかかってしまう.)

== memtest86+ によるメモリチェック

メモリを筺体に取り付けたら電源を入れ, grub の画面で

memtest86+

を選択し, メモリチェックを開始した.
#所要時間は, 4GB の RAM 一枚あたり, 約 1 時間である.

今回は 2 時間半程度かかり,エラー無く終えた.


#メモリチェックは, 中断しなければ何回でも繰り返される.
#画面の
# Pass **
#が試行回数,
# Error **
#が発見されたエラーの数である.
#Pass が 1 以上であり, Error が 0 ならば, ひととおりエラーチェックされたことになるが, 複数回試行してはじめて判明するエラーもあるので注意が必要である. [ESC] を押すと再起動する.
#メモリを抜き差しした場合, 元の場所に戻すことを忘れないこと.





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