IT pass HikiWiki - [ITPASS2018]CPU・MB・グラフィックボード・電源の不良チェック Diff

  • Added parts are displayed like this.
  • Deleted parts are displayed like this.

{{toc}}

[((<[ITPASS2018]2018年度サーバ構築マニュアル>)) へ戻る]


ここでは, CPU・マザーボード・グラフィックボード・電源の初期不良チェックの方法を述べる.


= 概要

チェックには stress コマンドを用いる.

CPU の負荷耐性テストを通して, マザーボード・グラフィックボード・電源の初期不良もテストされるものと考える.

= stress コマンドのインストール

stress コマンドは Debian パッケージで配布されているため, 次のコマンドでインストールできる.

  # apt-get install stress


= CPU の負荷耐性チェック

stress コマンドを実行し, 機材の負荷耐性・CPU ファンの冷却機能が十分かどうかをテストする.

== チェック 1

stress コマンドを 10 分間走らせ再起動した後に, BIOS 画面で CPU の温度を確認する.

  # stress --cpu 8 --timeout 10m

* オプションの説明
  * --cpu 8 : sqrt() を 8 プロセス行う
    * cpu のスレッド数に合わせて適宜変えること
  * 10m      : 10 分間実行する

== チェック 2

stress コマンドを 1 時間走らせ再起動した後に, BIOS 画面で CPU の温度を確認する.

  # stress --cpu 8 --timeout 1h

== 結果の判断

初期不良がないと判断できる基準の例

* 途中で電源が落ちるなどの障害がなく, stress コマンドが終了
* BIOS 画面で確認した CPU の温度が 55 度前後
  * 再起動している間に多少冷えるため, BIOS 画面で 55 度であっても stress コマンドを実行中は 60 度前後であると考えられる

= 参考資料

*((<計算機とネットワークの手引集>))


[((<[ITPASS2018]2018年度サーバ構築マニュアル>)) へ戻る]