IT pass HikiWiki - [ITPASS2018]サーバ交換作業 (WWW) Diff
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== phase 5 (tako, ika の交換: 設定ファイルの変更)
編集の際は元のファイルを hoge_old としてバックアップを取る.
* ika と tako のホスト名を交換 (新 ika には ika, 新 tako には takoと書く)
* www 班が編集するファイル
* /etc/hostname
* /etc/hosts
* 例外 : 新 ika には tako, 新 tako には ika と書く
* /etc/mailname
* /etc/gate/gate.conf
* /etc/exim4/update-exim4.conf.conf
* /etc/init.d/qmail
* このファイルのバックアップは作らないことに注意する
* 上記の場所以外にも古い名前が残っていないか
# grep tako (または ika) /etc/*
# grep tako (または ika) /etc/*/*
などで検索しながら作業する. 検索すると, ディレクトリですとメッセージが大量に出るので /* を増やして検索する.
* ssh の公開鍵は消去されるので, そのままにしておく.
* ika と tako の IP アドレスを変更
/etc/hosts と /etc/network/interfaces 内の IP アドレスを入れ替える.
# emacs /etc/hosts
* tako にある /hosts の中身のアドレスは 133.30.109.21 にする
* ika にある /hosts の中身のアドレスは 133.30.109.22 にする
# emacs /etc/network/interfaces
* tako にある /interfaces の中身のアドレスは 133.30.109.22 にする
* ローカルホストのアドレスは10/35/19.150 にする
* ika にある /interfaces の中身のアドレスは 133.30.109.21 にする
* ローカルホストのアドレスは10/35/19.151 にする
* dns-nameserversの項目 は ika, tako いずれも 133.30.109.22 とする.
== phase 7 (サービスの設定変更)
=== ika の WWW などの設定変更 (担当: 新 WWW 班)
* ((<[TEBIKI]サービスの開始・停止>)) を参考に,
以下のサービスが永続的に立ち上がるように設定する
* apache2
* openbsd-inetd
$ sudo cd /etc/init.d
$ sudo systemctl enable apache2.service
$ sudo insserv -d openbsd-inetd
* qmail のバックアップを残していると, エラーメッセージが表示される
* qmail_old を消去する
$ sudo chmod 755 openbsd-inetd
== phase 9 (再起動後の動作確認)
=== サービスの起動確認
ps aux コマンドで以下の確認作業を行う.
* ika
* httpdが起動していることを確認.
* tako
* httpdが起動して((*いない*))ことを確認.
=== サービスの動作確認
==== ika
* ((*ssh*)): root ログインが禁止されているか
* ((*http*)): ブラウザで https://ika-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/ にアクセスし, 各ページが正常に表示できるか
* 表示できないページがある場合は, /usr/local/apache2/conf/httpd.conf にそのページの領域の行があるか確認する. もしなければ, 書き加える.
* なかった
* ((*hiki*)):に書き込めるか
* ssh のテスト
* 他の情報実験機から存在しないユーザー名でログイン失敗し, ログで ban されているか
# lv /var/log/fail2ban.log
2017-12-05 15:10:41,083 fail2ban.actions [803]: NOTICE [ssh] Ban 133.30.109.78
==== tako
* ((*ssh*)): root ログインが禁止されているか
* ((*http*)): が無効になっているか
== Let's encrypt による証明書の設定
Let's Encrypt 総合ポータル (https://letsencrypt.jp/) の
Let's Encrypt の使い方 (https://letsencrypt.jp/usage/) に従って作業する.
=== 作業用ディレクトリの作成
作業ディレクトリを作成する.
$ sudo -s
# cd /usr/local/src
# mkdir certbot
# cd certbot
=== certbot のダウンロード
Let's Encrypt では, Debian 用に certbot のパッケージが用意
されている. しかし, このパッケージは apache2 の Debian パッ
ケージに依存しているため, apache をソースから手動で make
している itpass サーバでは使えない.
そのため, https://certbot.eff.org/ から, 下のようにして
certbot をダウンロードしてインストールする.
"Software" に apache を選択.
"System" に "Other UNIX" を選択.
当該ページの説明に従って, 下のように作業する.
# wget https://dl.eff.org/certbot-auto
# chmod a+x certbot-auto
=== 証明書の発行
ダウンロードした certbot-auto を使って itpass.scitec.kobe-u.ac.jp 用の
証明書を発行する.
# ./certbot-auto --webroot certonly \
--email itpadmin@itpass.scitec.kobe-u.ac.jp \
--webroot-path /home/itpass/public_html \
-d itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
なお, certbot-auto のオプションの意味は下の通り.
* --webroot
既に動作中のウェブサーバ上で, ウェブサーバを停止せずに証明書を発行する.
* certonly
apache の設定ファイルを自動で書き換えずに証明書を取得するのみ.
証明書は /etc/letsencrypt に置かれる.
* --webroot-path
RootPath の設定
* --email
初回実行時にメールアドレスを尋ねられなくするためのオプション.
つけなくて良かったような気がする.
同様に, epa.scitec.kobe-u.ac.jp, aoe.scitec.kobe-u.ac.jp 用の証明書を発行する.
# ./certbot-auto --webroot certonly \
--email itpadmin@itpass.scitec.kobe-u.ac.jp \
--webroot-path /home/epalab/public_html \
-d epa.scitec.kobe-u.ac.jp
# ./certbot-auto --webroot certonly \
--email itpadmin@itpass.scitec.kobe-u.ac.jp \
--webroot-path /home/aoelab/public_html \
-d aoe.scitec.kobe-u.ac.jp
=== apache への証明書の設定
/usr/local/apache2/conf/extra/httpd-ssl.conf を編集して発行した証明書を設定する.
# vi /usr/local/apache2/conf/extra/httpd-ssl.conf
編集箇所は下の通り.
ServerName itpass.scitec.kobe-u.ac.jp:443
の項目内で下のように書き換える.
SSLCertificateFile "/etc/letsencrypt/live/itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/fullchain.pem"
SSLCertificateKeyFile "/etc/letsencrypt/live/itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/privkey.pem"
ServerName aoe.scitec.kobe-u.ac.jp:442
の項目内で下のように書き換える.
SSLCertificateFile "/etc/letsencrypt/live/aoe.scitec.kobe-u.ac.jp/fullchain.pem"
SSLCertificateKeyFile "/etc/letsencrypt/live/aoe.scitec.kobe-u.ac.jp/privkey.pem"
ServerName epa.scitec.kobe-u.ac.jp:443
の項目内で下のように書き換える.
SSLCertificateFile "/etc/letsencrypt/live/epa.scitec.kobe-u.ac.jp/fullchain.pem"
SSLCertificateKeyFile "/etc/letsencrypt/live/epa.scitec.kobe-u.ac.jp/privkey.pem"
=== 証明書更新のテスト
Let's encrypt の証明書の有効期限は 90 日である.
このため, certbot-auto には簡単に証明書を更新する方法が存在する.
その方法を設定する.
まずは下のようにして更新をテストする.
# ./certbot-auto renew --dry-run
これを定期的に実行するために cron のためのスクリプトを設定する.
下の内容の /etc/cron.local/daily/240_letsencrypt_renew を作成する.
#!/bin/sh
#
#= Renew certificate
#
MAINTAINERS="Yoshiyuki O. Takahashi"
UPDATE='2018-04-25'
VERSION='1.0'
REFERENCES='none'
COMMAND='/usr/local/src/certbot/certbot-auto'
DRYRUN='--dry-run'
DRYRUN=''
/bin/echo -e "**** Renew certificate ****"
$COMMAND renew $DRYRUN 2>&1
/bin/echo -e ""
実行権限を与えた与える.
下のように動作テストを行い, 問題なく動作することを確認した確認する.
(ただし, この時点では証明書が新しいため更新されなかった更新されない.)
# /etc/cron.local/daily/240_letsencrypt_renew
= 動作チェック
* apache を停止
# /usr/local/apache2/bin/apachectl -k graceful-stop
* 停止したかどうかを確認する.
* apache を起動
* apache は /usr/local/apache2/bin/apachectl で起動/停止する
# /usr/local/apache2/bin/apachectl -k start
* 起動したかどうかを以下のコマンドで確認する.
# ps aux | grep http
画面左端に www-data と表示されている行があることを確認する.
* ブラウザで https://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp にアクセスし, ページを正常に見ることができることを確認する.
編集の際は元のファイルを hoge_old としてバックアップを取る.
* ika と tako のホスト名を交換 (新 ika には ika, 新 tako には takoと書く)
* www 班が編集するファイル
* /etc/hostname
* /etc/hosts
* 例外 : 新 ika には tako, 新 tako には ika と書く
* /etc/mailname
* /etc/gate/gate.conf
* /etc/exim4/update-exim4.conf.conf
* /etc/init.d/qmail
* このファイルのバックアップは作らないことに注意する
* 上記の場所以外にも古い名前が残っていないか
# grep tako (または ika) /etc/*
# grep tako (または ika) /etc/*/*
などで検索しながら作業する. 検索すると, ディレクトリですとメッセージが大量に出るので /* を増やして検索する.
* ssh の公開鍵は消去されるので, そのままにしておく.
* ika と tako の IP アドレスを変更
/etc/hosts と /etc/network/interfaces 内の IP アドレスを入れ替える.
# emacs /etc/hosts
* tako にある /hosts の中身のアドレスは 133.30.109.21 にする
* ika にある /hosts の中身のアドレスは 133.30.109.22 にする
# emacs /etc/network/interfaces
* tako にある /interfaces の中身のアドレスは 133.30.109.22 にする
* ローカルホストのアドレスは10/35/19.150 にする
* ika にある /interfaces の中身のアドレスは 133.30.109.21 にする
* ローカルホストのアドレスは10/35/19.151 にする
* dns-nameserversの項目 は ika, tako いずれも 133.30.109.22 とする.
== phase 7 (サービスの設定変更)
=== ika の WWW などの設定変更 (担当: 新 WWW 班)
* ((<[TEBIKI]サービスの開始・停止>)) を参考に,
以下のサービスが永続的に立ち上がるように設定する
* apache2
* openbsd-inetd
$ sudo cd /etc/init.d
$ sudo systemctl enable apache2.service
$ sudo insserv -d openbsd-inetd
* qmail のバックアップを残していると, エラーメッセージが表示される
* qmail_old を消去する
$ sudo chmod 755 openbsd-inetd
== phase 9 (再起動後の動作確認)
=== サービスの起動確認
ps aux コマンドで以下の確認作業を行う.
* ika
* httpdが起動していることを確認.
* tako
* httpdが起動して((*いない*))ことを確認.
=== サービスの動作確認
==== ika
* ((*ssh*)): root ログインが禁止されているか
* ((*http*)): ブラウザで https://ika-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/ にアクセスし, 各ページが正常に表示できるか
* 表示できないページがある場合は, /usr/local/apache2/conf/httpd.conf にそのページの領域の行があるか確認する. もしなければ, 書き加える.
* なかった
* ((*hiki*)):に書き込めるか
* ssh のテスト
* 他の情報実験機から存在しないユーザー名でログイン失敗し, ログで ban されているか
# lv /var/log/fail2ban.log
2017-12-05 15:10:41,083 fail2ban.actions [803]: NOTICE [ssh] Ban 133.30.109.78
==== tako
* ((*ssh*)): root ログインが禁止されているか
* ((*http*)): が無効になっているか
== Let's encrypt による証明書の設定
Let's Encrypt 総合ポータル (https://letsencrypt.jp/) の
Let's Encrypt の使い方 (https://letsencrypt.jp/usage/) に従って作業する.
=== 作業用ディレクトリの作成
作業ディレクトリを作成する.
$ sudo -s
# cd /usr/local/src
# mkdir certbot
# cd certbot
=== certbot のダウンロード
Let's Encrypt では, Debian 用に certbot のパッケージが用意
されている. しかし, このパッケージは apache2 の Debian パッ
ケージに依存しているため, apache をソースから手動で make
している itpass サーバでは使えない.
そのため, https://certbot.eff.org/ から, 下のようにして
certbot をダウンロードしてインストールする.
"Software" に apache を選択.
"System" に "Other UNIX" を選択.
当該ページの説明に従って, 下のように作業する.
# wget https://dl.eff.org/certbot-auto
# chmod a+x certbot-auto
=== 証明書の発行
ダウンロードした certbot-auto を使って itpass.scitec.kobe-u.ac.jp 用の
証明書を発行する.
# ./certbot-auto --webroot certonly \
--email itpadmin@itpass.scitec.kobe-u.ac.jp \
--webroot-path /home/itpass/public_html \
-d itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
なお, certbot-auto のオプションの意味は下の通り.
* --webroot
既に動作中のウェブサーバ上で, ウェブサーバを停止せずに証明書を発行する.
* certonly
apache の設定ファイルを自動で書き換えずに証明書を取得するのみ.
証明書は /etc/letsencrypt に置かれる.
* --webroot-path
RootPath の設定
初回実行時にメールアドレスを尋ねられなくするためのオプション.
つけなくて良かったような気がする.
同様に, epa.scitec.kobe-u.ac.jp, aoe.scitec.kobe-u.ac.jp 用の証明書を発行する.
# ./certbot-auto --webroot certonly \
--email itpadmin@itpass.scitec.kobe-u.ac.jp \
--webroot-path /home/epalab/public_html \
-d epa.scitec.kobe-u.ac.jp
# ./certbot-auto --webroot certonly \
--email itpadmin@itpass.scitec.kobe-u.ac.jp \
--webroot-path /home/aoelab/public_html \
-d aoe.scitec.kobe-u.ac.jp
=== apache への証明書の設定
/usr/local/apache2/conf/extra/httpd-ssl.conf を編集して発行した証明書を設定する.
# vi /usr/local/apache2/conf/extra/httpd-ssl.conf
編集箇所は下の通り.
ServerName itpass.scitec.kobe-u.ac.jp:443
の項目内で下のように書き換える.
SSLCertificateFile "/etc/letsencrypt/live/itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/fullchain.pem"
SSLCertificateKeyFile "/etc/letsencrypt/live/itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/privkey.pem"
ServerName aoe.scitec.kobe-u.ac.jp:442
の項目内で下のように書き換える.
SSLCertificateFile "/etc/letsencrypt/live/aoe.scitec.kobe-u.ac.jp/fullchain.pem"
SSLCertificateKeyFile "/etc/letsencrypt/live/aoe.scitec.kobe-u.ac.jp/privkey.pem"
ServerName epa.scitec.kobe-u.ac.jp:443
の項目内で下のように書き換える.
SSLCertificateFile "/etc/letsencrypt/live/epa.scitec.kobe-u.ac.jp/fullchain.pem"
SSLCertificateKeyFile "/etc/letsencrypt/live/epa.scitec.kobe-u.ac.jp/privkey.pem"
=== 証明書更新のテスト
Let's encrypt の証明書の有効期限は 90 日である.
このため, certbot-auto には簡単に証明書を更新する方法が存在する.
その方法を設定する.
まずは下のようにして更新をテストする.
# ./certbot-auto renew --dry-run
これを定期的に実行するために cron のためのスクリプトを設定する.
下の内容の /etc/cron.local/daily/240_letsencrypt_renew を作成する.
#!/bin/sh
#
#= Renew certificate
#
MAINTAINERS="Yoshiyuki O. Takahashi"
UPDATE='2018-04-25'
VERSION='1.0'
REFERENCES='none'
COMMAND='/usr/local/src/certbot/certbot-auto'
DRYRUN='--dry-run'
DRYRUN=''
/bin/echo -e "**** Renew certificate ****"
$COMMAND renew $DRYRUN 2>&1
/bin/echo -e ""
実行権限を
下のように動作テストを行い, 問題なく動作することを
(ただし, この時点では証明書が新しいため
# /etc/cron.local/daily/240_letsencrypt_renew
= 動作チェック
* apache を停止
# /usr/local/apache2/bin/apachectl -k graceful-stop
* 停止したかどうかを確認する.
* apache を起動
* apache は /usr/local/apache2/bin/apachectl で起動/停止する
# /usr/local/apache2/bin/apachectl -k start
* 起動したかどうかを以下のコマンドで確認する.
# ps aux | grep http
画面左端に www-data と表示されている行があることを確認する.
* ブラウザで https://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp にアクセスし, ページを正常に見ることができることを確認する.