IT pass HikiWiki - [ITPASS2011]OS のインストール Diff

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= はじめに

Debian GNU/Linux 6.0(squeeze) を ITPASS サーバにインストールする.

インストールディスクには, 「Debian GNU/Linux 6.0 インストール用 DVD (debian-6.0.0-amd64-netinst.iso)」を使用する.

= シャットダウン

管理者権限を持っている人に, サーバをシャットダウンしてもらう.

  # shutdown -h now


= インストールディスクの起動

インストールディスクを挿入し, 電源を入れると

Press any key to continue ...

と表示されるので, 「Enter」キーを押す.

"Installer boot menu" が表示されるので,

Graphical Install

を指定.


= 言語環境の設定

== Select language

インストール時に使用する言語を問われるので,

Japanese

を選択.

== 場所の選択

日本

を選択.


== キーボード配置の選択

キーボード配置を問われるので,

日本

を選択.


= ネットワークの設定

==ネットワークハードウェアの検出

「見つからないファームウェアファイル : "rtl8168d-2.fw"」と表示された場合は,
リムーバブルメディアから読み込むかという問いに対して,

  いいえ

を選択し続行する.

== ネットワークインターフェイス

使用するネットワークインターフェイスを問われるので,

eth1: Intel Corporation 82541PI Gigabit Ethernet Controller

を選択.

その後, 自動で DHCP によるネットワーク設定が始まるが, 失敗するようになっている.


== ネットワークの設定方法

ネットワークの設定方法を問われるので,

ネットワークを手動で設定

を選択.

== IP アドレス

IP アドレスを問われるので, ITPASS サーバ本体のテプラに書いてある IP アドレスを参照し, それを入力する

  (tako) 133.30.109.21
  (ika)  133.30.109.22

を入力.


== ネットマスク

ネットマスクを問われるので,

  255.255.255.0

を入力.


== ゲートウェイ

ゲートウェイを問われるので,

  133.30.109.254

を入力.


== ネームサーバアドレス

ネームサーバアドレス (3 つまで) を問われるので,

133.30.14.2 133.30.14.3 133.30.8.2

を入力する.


== ホスト名

ホスト名を問われるので, ITPASS サーバ本体のテプラに書いてある ホスト名
tako-itpass または ika-itpass を入力.


== ドメイン名

ドメイン名を問われるので,

  scitec.kobe-u.ac.jp

を入力.


= ユーザーとパスワードのセットアップ

== root パスワードの設定

root のパスワードを問われるので, 適切なパスワードを入力する.

root パスワードの管理者は OS をインストールしている者とする.

* 2011 年度 tako: 河合
* 2011 年度 ika : 船橋


== ユーザーアカウントの設定

あとで消去することを前提に, "test" というアカウント名のテストユーザーを作成する.

新しいユーザーの本名 "test"
アカウントのユーザー名 "test"
パスワードは任意

テストユーザーは作業用アカウント作成時に消去する.

作業用アカウントはここでは作成しない.
一般のユーザーは ((<gate-toroku-system|ITPASSサーバ構築ドキュメント#gate-toroku-system>)) で作成するためである.

ただし, 複数のユーザーが全員 root パスワードを知っている状態は
セキュリティ的に問題があると考え, 構築作業用のアカウント
chikuwaXX (ユーザー ID: 4000X) を作成する. 詳しくは
((<[ITPASS2011]構築作業用のアカウント>))を参照せよ.

この段階ではユーザー ID を指定してユーザーを作成できないため,
まだユーザーを作成しない. OS の基本システムのインストールが完了した後,
((<[ITPASS2011]構築作業用のアカウント>))を参考にユーザーを作成すること.


= パーティショニング設定

== パーティショニングの方法

(ディスクのパーティショニングでは手動を選択)
ディスクのパーティショニング方法を問われる.

まず, 以前に設定されていたパーティションを削除する.

SCSI1 (0,1,0) (sda) - 2.0 TB ATA Hitachi HDS72303

を選択.
新しい空のパーティションテーブルを作成するか問われる.

はい

を選択.

SCSI2 (0,0,0) (sdb) - 2.0 TB ATA Hitachi HDS72303

についても同様の操作を行う.


新しいパーティションテーブルを作成した後,

ガイドによるパーティショニング

を選択

手動

を選択.

== パーティションニングするディスクの選択

以下のように表示され, パーティショニングするディスクを問われる.

SCSI1 (0,1,0) (sda) - 2.0 TB
        基/論  2.0 TB     空き領域
SCSI2 (0,0,0) (sdb) - 2.0 TB
        基/論  2.0 TB     空き領域

「空き領域」の行を選択.

== ディスクのパーティショニング

両方のディスクに対し, 手動でパーティションを切る.

* 空き領域の利用方法
  * 「新しいパーティションの作成」を選択
* 新しいパーティションのサイズ
  * 「60 GB」を入力.
  * kernel panic でメモリ(とスワップ)の内容を吐き出す場合に備え,
    システム, メモリ, スワップのサイズの合計より十分大きくする.
* 新しいパーティションのタイプ
  * 「基本パーティション」を選択.
* 新しいパーティションの場所
  * 「先頭」を選択.
* パーティション設定
  * 以下に変更
    * マウントポイント: /  (2 つめのディスクは「マウントしない」とする)
    * 起動フラグ: オン  (2 つめのディスクは「オフ」とする)
  * 「戻る」を選択.

* 上と同じ操作を繰り返す
  * スワップ
    * サイズ: 「32 GB」
      * メモリが 16 GB のため, スワップはその倍のサイズとする.
    * タイプ: 論理
    * 場所: 先頭
    * 設定
      * 利用方法: 「スワップ領域」
    * 「戻る」
  * /home
    * サイズ: 「1.9 TB」 (残り全部)
    * タイプ: 論理
    * 設定
      * マウントポイント: /home  (2 つめのディスクは「マウントしない」とする)

最終的に以下のように表示された.

SCSI1 (0,1,0) (sda) - 2.0 TB
        1. 基本    60.0 GB B F ext3      /
        5. 論理    32.0 GB   F スワップ  スワップ
        6. 論理    1.9 TB    F ext3      /home
SCSI2 (0,0,0) (sdb) - 2.0 TB
        1. 基本    60.0 GB   F ext3      (なし)
        5. 論理    32.0 GB   F スワップ  スワップ
        6. 論理    1.9 TB    F ext3      (なし)

これを確認した後,

パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み

を選択. なお, 2 つ目のディスクに関して, 「マウントされないがかまわないか」
といった注意のメッセージが表示されるが, これは意図的にそのように設定
しているので, そのまま続行する.


== ディスクへの変更の書き込み

ディスクに変更を書き込むか問われるので,

  はい

を選択.

パーティション設定とフォーマットが行われるのでしばらく待つ.


= ベースシステムのインストール

ベースシステムのインストールをしばらく待つ.


= パッケージマネージャーの設定

== Debian アーカイブミラーの国

ミラーの国を問われるので,

  日本

を選択.

== Debian アーカイブミラー

利用するミラーを問われるので, どこでも良いので選択する.
トップに表示される "ftp.jp.debian.org" にしておくと, ネットワーク的に
最も近いサーバにアクセスするのでお勧めである.


== HTTP プロキシの情報

使用する HTTP プロシキを問われるが, 使用しないので入力欄は空のまま

  続ける

を選択.


= Debian パッケージ利用調査

Debian パッケージ利用調査に参加するか問われるが,

  いいえ

を選択.


= ソフトウェアの選択とインストール

インストールするソフトウェアを問われるが, デフォルトでは

  * グラフィカルデスクトップ環境
  * 標準システムユーティリティ

が選択されている. そのまま

  続ける

を選択.


= ハードディスクへの GRUB ブートローダーのインストール

GRUB をインストールするか問われるので,

  はい

を選択.


= インストール完了

インストールが完了したら, CD を取り出し

  続ける

を選択.

自動的に再起動が行われる.

再起動後は GDM によるログイン画面となるが, この段階では
GDM は remove しない.



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