[itbase2017]Fortran 課題

課題

下にある小惑星のデータを用いて下に説明する処理を行うプログラムを作り, gnuplot を使って処理結果のグラフを描きなさい. 作成したプログラムとグラフを提出すること.

  1. 各小惑星の半径を推定するプログラムを作りなさい. そして, その結果を使い, gnuplot を使って, 横軸を小惑星番号, 縦軸を小惑星の半径としたグラフを描きなさい.
  2. 小惑星の半径の度数分布 (ヒストグラム) を求めるプログラムを作りなさい. そして, gnuplot を使ってその頻度分布のグラフを描きなさい. なお, 求める度数分布は, 半径 10 km 刻みとすること.

上の 1, 2 の両方を処理する一つのプログラムを作っても良いし, 1 と 2 のそれぞれを処理する一つずつのプログラムを作っても良い. また, 1, 2 で描くグラフには必ず縦軸と横軸の意味と単位 (あれば) を書くこと.

なお, 小惑星の半径の推定には下の式を用いなさい.

<URL:https://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/~itbase/exp/fy2017/images/eq_asteroid_radius.png>

ここで, r は半径, A は幾何アルベド, H は絶対等級である (Fowler and Chillemi, 1992; Harris and Harris, 1997).

  • 補足
    • この式は, 小惑星の明るさ (小惑星による (太陽光の) 反射強度) が小惑星の大きさとアルベドの積となることに基づいています. 詳細は, 興味があれば下の参考文献などを調べてみると良いでしょう. (あるいは, "asteroid", "size", "calculation" などのキーワードで検索するだけでも様々な情報が得られるでしょう.)

参考文献

提出要領

作成したプログラムとグラフを添付して, 下の期限までに下の宛先にメールで提出すること. グラフの画像ファイルの形式は png 形式とする.

期限 : 12 月 5 日 (火) 10:00

提出先: itbase-17ex2 _at_ itpass.scitec.kobe-u.ac.jp (_at_ はアットマークに書き換えること)

なお, 件名 (Subject) :「11月16日 <名前> 実験実習基礎II中間課題」とすること.

提出期限までに完成しない場合は, どこまでできていて, どこができなかったのかの説明を書くこと.

小惑星のデータ

  • 小惑星のデータファイル
  • 注意:
    • ファイル内のそれぞれのカラムの数値の意味については, ファイルの上部に書かれている説明を参照すること.
    • データには欠損がある. 半径の推定に必要なデータが揃っている小惑星についてのみ半径を求めればよい.
    • データファイルの行数は, 作成したプログラムで数えても良いし, 例えば wc コマンドなどを使って予め数えても良い.

小惑星の半径の図

以下は, 小惑星の半径の図です.

<URL:https://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/~itbase/exp/fy2017/kadai/Asteroid_Size.png>

小惑星半径の度数分布の図の見本

以下は, 小惑星半径の度数分布のグラフの見本です. ただし, このグラフは課題の正しい結果ではありません.

<URL:https://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/~itbase/exp/fy2017/kadai/Asteroid_Size_Hist.png>

gnuplot の使い方に関する補足

例えば下のようなデータが file.txt に書かれている場合,

1.0     31
2.0     42
3.0     35
4.0     32
5.0     25
6.0     22
7.0     18
8.0     15
9.0     10

gnuplot で下のようにすることで頻度分布 (ヒストグラム) を描くことができます.

gnuplot> plot "file.txt" with boxes
Last modified:2017/11/16 10:52:26
Keyword(s):
References:[[itbase2017]惑星学実験実習の基礎II]