[TEBIKI]ezmlm によるメーリングリストの作成と管理
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一般ユーザまたはグループ管理者が メーリングリスト (ML) を作成・管理する方法を記す. 以降, スパム対策のため アットマークを "_at_" と書いてあるので読み替えること.
ML の作成
ユーザ (またはグループ) hoge で hoge-ml_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp という ML を作る方法を示す.
$ mkdir ~hoge/ezmlm # ML 管理用ディレクトリ. 名前はなんでもよい $ ezmlm-make ~hoge/ezmlm/ml ~hoge/.qmail-ml hoge-ml itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
".qmail-ml" の文字列は qmail 側の仕様である. たとえば ~hoge/.qmail-hero はアドレス hoge-hero_at_... に対応する.
日本語対応の確認
~hoge/ezmlm/ml/charset ができていることを確認し, その中に
iso-2022-jp
と記述されていることを確認する. こうなっていれば日本語のメールが文字化けしないはずである. そうなっていない場合は管理者に問い合わせること.
エラーメールの転送設定
登録されたメールアドレスが正しくない場合, 配信先のサーバからメーリングリスト宛てにエラーメールが返送される. しかしデフォルトではメーリングリストにエラーメールが来た場合は破棄するよう設定されており, 管理者が気づかないので良くない.
以下では, エラーメールが hoge_at_example.jp に届くよう設定する.
~hoge/ezmlm/ml/bouncer を次のように変更する.
&hoge_at_example.jp |/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-weed |/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-return -D '/home/hoge/ezmlm/ml'
「アドレスの追加」の項目を参考に 存在しないアドレスを登録した上で ML にメールを送り, 設定したアドレスにエラーメールが届くか確認する.
ML の削除
ezmlm-make で作成したファイル, ディレクトリを削除するのみでよい.
$ rm -r ~hoge/ezmlm/ml ~hoge/.qmail-ml
普段の運用
手動で追加する場合
- アドレスの追加
$ ezmlm-sub ~hoge/ezmlm/ml (追加したいアドレス)
- アドレスの削除
$ ezmlm-unsub ~hoge/ezmlm/ml (削除したいアドレス)
カードファイルで管理する場合
- カードファイルを利用してアドレスを自動で登録/削除してくれる gate-db-to-ezmlm を用いると便利である.
作成したいメーリングリストのグループになる(例は itpass のメーリングリストを作成する場合)
$ sudo -su itpass
gate-db-to-ezmlm を実行する. gate-db-to-ezmlm については man を参照. 管理用ディレクトリとカードファイルのディレクトリは絶対パスで指定する.
$ /usr/local/gate/bin/gate-db-to-ezmlm --unsub /home/itpass/ml/管理用ディレクトリ名 /home/itpass/ml/カードファイルのディレクトリ名/*
アドレスを削除したい場合はカードファイルのディレクトリからカードファイルを削除し, gate-db-to-ezmlm を実行する.
ML 加入者全員のアドレスを表示
$ ezmlm-list ~hoge/ezmlm/ml
ヘルプを取得する
適当なメーラーから hoge-ml-help_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp 宛に空メールを送る.
Keyword(s):
References:[計算機とネットワークの手引集] [ITPASSサーバ構築・運用ドキュメント]