[TEBIKI]ITPASS サーバへのファイル転送方法
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ITPASS サーバへのファイル転送
- 以下は scp を用いて ITPASS サーバへファイルを転送するための手引きです.
- ITPASS サーバへ公開鍵認証によるログインができることを前提にしていますので, まだの方は, [TEBIKI]SSHサーバへの公開鍵認証によるログインを参考に先に設定を行ってください.
scp とは
scp は通信内容を暗号化してファイル転送を行なうコマンドです.
Unix 系 OS
ローカルホスト(手元の PC)からリモートホスト(ITPASS サーバ)へとファイルを転送する場合
$ scp [ローカルホストのファイル] [ユーザ名]@[リモートホスト]:[転送先のパス]
- (例) ユーザ hogehoge が ITPASS サーバの 'documents'にhogehero.txt を転送する場合.
$ scp hogehero.txt hogehoge@epa.scitec.kobe-u.ac.jp:documents
リモートホストの[転送先のパス]を省略すると ホームディレクトリを指定したことになります.
リモートホストからローカルホストへファイルを転送する場合
$ scp [ユーザ名]@[リモートホスト]:[転送するファイル] [転送先のパス]
- (例) ユーザ hogehoge が ITPASS サーバにあるherohoge.txt を ローカルホストの'textbox'転送する場合.
$ scp hogehoge@epa.scitec.kobe-u.ac.jp:herohoge.txt textbox
Windows
Windows ユーザ向けに WinSCP(日本語対応) というソフトを用いたファイル転送方法を説明します.
まずこちらよりインストーラをダウンロードし, 手元の PC にインストールしてください.
鍵の生成
新規に公開鍵の対を生成する場合
- [スタート]→[全てのプログラム]→[WinSCP]→[鍵関連ツール]→[PuTTYgen]を起動します.
- Actions の 'Generate' をクリックします.
- key のところに'Please generate some randomness by moving the mouse over the blank area'と 表示されるので指示に従いマウスをランダムに動かして乱数を生成します.
- パスフレーズを入力後, 'Save public key', 'Save private key' をクリックし鍵を保存します.
- 公開鍵のほうを ITPASS サーバに置きます.
TeraTerm, Poderosa などで作られた秘密鍵を利用する場合
TeraTerm, Poderosa で使用する秘密鍵はフォーマットが異なるため, そのままでは WinSCP で使用できません.従って秘密鍵を変換する必要があります. 以下で秘密鍵の変換方法を説明します.
- [スタート]→[全てのプログラム]→[WinSCP]→[鍵関連ツール]→[PuTTYgen]を起動します.
- Actions の 'Load' をクリックし, 秘密鍵を選択します. (正しくファイルの置いてある場所を指定したのに画面に秘密鍵が表示されない場合は「ファイルの種類」を'All Files' に変更してみてください.)
- パスフレーズを設定してある場合, パスフレーズの入力を求められますので入力します.
- 'Save private key' をクリックし, 秘密鍵を保存します.(公開鍵は保存する必要はありません.)
ファイル転送
- WinSCP を起動するとログイン画面が表示されるので, ホスト名, ユーザ名を入力し, 秘密鍵を選択し, ログインボタンを押します.
- パスフレーズの入力を求められるので, 入力します.
- 画面が表示されます. デフォルトでは左側がローカルホスト(手元の PC), 右側がリモートホスト(ITPASS サーバ)に なっているので, マウスを用いてドラッグ&ドロップすることでファイル転送が行われます.
Keyword(s):
References:[計算機とネットワークの手引集] [ITPASS 特別実習]