[TEBIKI]情報実験機での富士通コンパイラの使用
itpass では, 情報実験機 joho01-12 で使うことができる Linux 用の富士通コンパイラを用意している. この Linux 用の富士通コンパイラは 2015 年 12 月現在, 販売中止になっており, また公式には debian をサポートしていないため, そのままでは動作しない.
そこでここでは, debian 8.2 で用いるための方法を説明する. 今後の OS のバージョンアップなどによっては, 同じ方法では動作しなくなるかもしれない. その際には, 記述を追加してほしい.
準備
OS のインストール時に導入されていないかもしれないライブラリのインストール.
# sudo apt-get install libc6-i386 libelf-dev
debian 8.2 と富士通コンパイラで, パスが異なるファイルにリンクを貼る.
# mkdir /usr/lib64 # cd /usr/lib64 # ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/crt1.o # ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/crti.o # ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/crtn.o
コンパイラのインストール
コンパイラのマニュアルの記述に従ってインストールする. なお, OS の選択では, これまでは SUSE Linux を選択していた (Redhat Linux を選択していけないかどうかは未確認).
コンパイラのライセンス認証
もしコンパイラのインストール時に, 自動的にライセンス認証が行われない場合には,
/opt/FJSVplang/bin/setup-license
を実行してライセンスを認証する事.
パスの設定
例えば csh であれば, .cshrc に下の様に追記する.
set path=($path /opt/FJSVplang/bin) setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVplang/lib64 setenv MANPATH /opt/FJSVplang/man
(bash であれば形式が異なるだろう.)
コンパイラのテスト
コンパイラのマニュアルの記述に従って, インストールしたコンパイラをテストする.
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References:[計算機とネットワークの手引集]