[Memo2020][ITPASS]OS のインストール
概要
Debian の最新版を tako-itpass にインストールした. 2020 年サーバ再構築時には Debian GNU/Linux 10.0.5(Buster) が最新版であった.
インストールディスクの起動
電源を入れ, インストールディスクを挿入する. "Installer boot menu" では,
Graphical Install
を選択した.
言語環境の設定
続く選択は, 下の表のように選択した.
設定項目 | 選択する項目 |
Select language | Japanese |
場所 | 日本 |
キーボード配置 | 日本語 |
ネットワークの設定
ネットワークインターフェイス
tako-itpass にはマザーボードとネットワークカードの二つのネットワークインターフェイスがある. それぞれ
enp2s0: Intel Corporation 82574L Gigabit Network Connection
と
enol: Intel Coorporation Device 15bc
である. 前者をグローバルネットワークに接続し, 後者をプライベートネットワークに接続することにする.
使用するネットワークインターフェイスは
enp2s0: Intel Corporation 82574L Gigabit Network Connection
を選択した. なお, もう一つの選択肢
enol: Intel Coorporation Device 15bc
はプライベートネットワークに接続されている.
その後, 自動で DHCP によるネットワーク設定が始まるが, 失敗した. (グローバルネットワークでは DHCP が提供されていないため.)
その後のネットワークの設定
続く選択は, 下の表に基づいて選択する.
設定項目 | 選択する項目 | 備考 |
ネットワークの設定方法 | ネットワークを手動で設定 | |
IP アドレス | 133.30.109.21 | サーバの筐体に貼られているテプラに書かれた IP アドレスを確認すること |
ネットマスク | 255.255.255.0 | |
ゲートウェイ | 133.30.109.254 | |
ネームサーバアドレス | 133.30.14.2 133.30.14.3 133.30.8.2 | |
ホスト名 | tako-itpass | サーバの筐体に貼られているテプラに書かれたホスト名を確認すること |
ドメイン名 | scitec.kobe-u.ac.jp |
ユーザーとパスワードのセットアップ
root パスワードの設定
root のパスワードは, 適切なパスワードを入力する.
root パスワードの管理者は OS をインストールしている者とする. テプラを作り直すときには root パスワード管理者を先頭にすること.
ユーザーアカウントの設定
あとで消去することを前提に, "test" というアカウント名のテストユーザーを作成した.
新しいユーザーの本名 "test" アカウントのユーザー名 "test" パスワードは適切なもの (クラックされない程度の強度のもの)
なお, テストユーザーは作業用アカウント作成時に消去する予定である.
パーティショニング設定
パーティショニングの方法
ディスクのパーティショニングで
手動
を選択した.
その後
SCSI3 (0,0,0) (sda) - 4.0 TB ATA ST4000DM004-2CV1
を選択した.
新しい空のパーティションテーブルを作成するか問われるので,
はい
を選択した.
もう一つの HDD
SCSI4 (0,0,0) (sdb) - 4.0 TB ATA ST4000DM004-2CV1
についても同様の操作を行った.
ディスクのパーティショニング
二つのディスクに対し, 下の手順で手動でパーティションを作成した
- / (ルート) パーティションの作成
- 「新しいパーティションの作成」を選択.
- 新しいパーティションのサイズ
- 下記を確認したうえで「1.0 TB」と入力.
- 新しいパーティションの場所
- 「先頭」を選択.
- パーティション設定
- 以下の点を変更.
- マウントポイント: / (ただし, 2 つめのディスクは「マウントしない」とした)
- 起動フラグ: オフ
- 「パーティションのセットアップを終了」を選択.
- 以下の点を変更.
- スワップパーティションの作成
- サイズ: 「64 GB」
- メモリが 32 GB のため, スワップはその倍のサイズとした.
- 場所: 先頭
- 設定
- 利用方法: 「スワップ領域」
- 「パーティションのセットアップを終了」
- サイズ: 「64 GB」
- EFI システムパーティションの作成
- サイズ: 「200 MB」
- 場所: 先頭
- 「パーティションのセットアップを終了」
- /home パーティションの作成
- サイズ: 「2.9 TB」 (残り全部)
- 設定
- マウントポイント: /home (ただし, 2 つめのディスクは「マウントしない」とした)
最終的に下の状態となった.
SCSI3 (0,0,0) (sda) - 4.0 TB ATA ST4000DM004-2CV1 1.0 MB 空き領域 1. 1000.0 GB f ext4 / 2. 64.0 GB f スワップ スワップ 3. 200.3 MB B f ESP 4. 2.9 TB f ext4 /home 859.6 kB 空き領域 SCSI4 (0,0,0) (sda) - 4.0 TB ATA ST4000DM004-2CV1 1.0 MB 空き領域 1. 1000.0 GB f ext4 2. 64.0 GB f スワップ スワップ 3. 200.3 MB B f ESP 4. 2.9 TB f ext4 859.6 kB 空き領域
パーティションの設定が終了後に,
パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み
を選択した.
2 つ目のディスクに関して, 「マウントされないがかまわないか」 といった注意のメッセージが表示されたが, そのまま続行した.
ディスクへの変更の書き込み
ディスクに変更を書き込むの問いには,
はい
を選択した.
パッケージマネージャーの設定
続く選択は, 下のように選択した.
設定項目 | 選択する項目 |
別の CD/DVD の検査 | いいえ |
Debian アーカイブミラーの国 | 日本 |
Debian アーカイブミラー | ftp.jp.debian.org |
HTTP プロキシの情報
使用する HTTP プロシキを問われるが, 使用しないので入力欄は空のままとし,
続ける
を選択した.
Debian パッケージ利用調査
Debian パッケージ利用調査への参加については,
いいえ
を選択した.
ソフトウェアの選択
インストールするソフトウェアとしては,
- Debian デスクトップ環境
- SSH サーバ
- 標準システムユーティリティ
を選択した.
Keyword(s):
References:[[ITPASS2020]2020年度サーバ構築ログ]