[ITPASS2024]CPU・MB・グラフィックボード・電源の不良チェック

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ここでは, CPU・マザーボード・グラフィックボード・電源の初期不良チェックの方法を述べる.

概要

stress コマンドと xsensors コマンドを用いてハードウェアをチェックする.

CPU の負荷耐性テストを通して, マザーボード・グラフィックボード・電源の初期不良もテストされるものと考える.

stress コマンドのインストール

stress コマンドは Debian パッケージで配布されているため, 次のコマンドでインストールする.

# apt install stress

xsensors コマンドのインストール

xsensors コマンドは Debian パッケージで配布されているため, 次のコマンドでインストールする.

# apt install lm-sensors

CPU の負荷耐性チェック

stress コマンドを実行し, 機材の負荷耐性・CPU ファンの冷却機能が十分かどうかをテストする.

チェック

stress コマンドで負荷をかけ, xsensors コマンドで CPU の温度を確認する.

# sensors 
# stress --cpu 6 --timeout 600s
  • オプションの説明
    • --cpu 6 : sqrt() を 6 プロセス行う
      • cpu のスレッド数に合わせて適宜変えること
    • --timeout 600s : 600 秒間負荷をかける

xsensors の coretemp を確認する. (CUI ならば sensors を用いると良い.)

結果の判断

初期不良がないと判断できる基準の例

  • 途中で電源が落ちるなどの障害がなく, stress コマンドが終了
  • 負荷をかけた場合の CPU の温度が 80-90 度以下 (100 度を超えない)
  • 負荷をかけない場合 (stress コマンドを使っていない状態) で十分に低温
Last modified:2024/09/24 22:18:08
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