[ITPASS2022]RAM の不良チェック
概要
ここでは, memtest86+ を用いて, RAM の不良チェックの方法を述べる.
RAM の不良チェック
注意
このドキュメントを作成したメモリテストは, Debian bullseye で行った. 上手く動作しないことがあるがあるため, 下に記述してある順番に試みると良い.
準備
チェックする RAM を用意する.
- ドキュメント作成時にチェックした RAM
- DDR4 8 GB 4 枚
memtest86+ のインストール
apt を用いて memtest86+ をインストールする.
# sudo apt install memtest86+
(既にインストールされていることもある.)
memtest86+ が正しくインストールされていることの確認
memtest86+.bin の存在を確かめる.
$ ls /boot/
grub の設定の確認
OS を起動すると, grub のブートメニューに, memtest86+ の選択肢が表示されているはずである.
memtest86+ によるメモリチェック
OS 起動直後, grub の画面で
memtest86+
を選択し, メモリチェックを開始する.
正常に動作する場合には, メモリチェックが自動的に開始される.
正常に動作する場合, この作業には非常に長い時間がかかる. 帰宅直前に開始し, #翌日に確認するような予定で実施すると良いだろう.
2021 年度のサーバ再構築では, 画面に何も表示されなかった. 原因はわかっていない. 上手く動作しない場合は下に記述する用意 DVD 版を用いて試みること.
2022 年度のサーバ再構築でも, 画面に何も表示されなかった. 原因はわかっていない. 下に記述する用意 DVD 版を用いて試みたが, 上手く動作しなかったため, メモリチェックを行うことが出来なかった.
DVD 版 memtest86+ を用いたメモリをチェック
上記の方法で正常にメモリをチェックできない場合には, DVD 版の memtest86+ を使ってチェックする. DVD を光学ドライブに入れて再起動することで, メモリチェックが開始される.
エラーが出た場合の対処・初期不良チェック
上記のメモリチェックでエラーが表示されることもあるだろう.
もし複数のメモリを一度にチェックした際にエラーが表示された場合には, メモリを 1 枚ずつ取り付けて, どのメモリに原因があるのか確認すること.
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References:[[ITPASS2022]2022年度サーバ構築マニュアル]