[ITPASS2022]CPU・MB・グラフィックボード・電源の不良チェック
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ここでは, CPU・マザーボード・グラフィックボード・電源の初期不良チェックの方法を述べる.
概要
stress コマンドと xsensors コマンドを用いてハードウェアをチェックする.
CPU の負荷耐性テストを通して, マザーボード・グラフィックボード・電源の初期不良もテストされるものと考える.
stress コマンドのインストール
stress コマンドは Debian パッケージで配布されているため, 次のコマンドでインストールする.
# apt install stress
xsensors コマンドのインストール
xsensors コマンドは Debian パッケージで配布されているため, 次のコマンドでインストールする.
# apt install lm-sensors
CPU の負荷耐性チェック
stress コマンドを実行し, 機材の負荷耐性・CPU ファンの冷却機能が十分かどうかをテストする.
チェック
stress コマンドで負荷をかけ, xsensors コマンドで CPU の温度を確認する.
# sensors # stress --cpu 6 --timeout 600s
- オプションの説明
- --cpu 6 : sqrt() を 6 プロセス行う
- cpu のスレッド数に合わせて適宜変えること
- --timeout 600s : 600 秒間負荷をかける
- --cpu 6 : sqrt() を 6 プロセス行う
xsensors の coretemp を確認する. (CUI ならば sensors を用いると良い.)
結果の判断
初期不良がないと判断できる基準の例
- 途中で電源が落ちるなどの障害がなく, stress コマンドが終了
- 負荷をかけた場合の CPU の温度が 80-90 度以下 (100 度を超えない)
- 負荷をかけない場合 (stress コマンドを使っていない状態) で十分に低温
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References:[[ITPASS2022]2022年度サーバ構築マニュアル]