[ITPASS2014]サーバ交換作業 (tako)
当日作業
概要
大まかな作業内容は以下の通りである.
- 前半 (root パスワード保持者が中心になって行う)
- プロセスやサービスの停止
- 一時的に root ログインを許可して, 必要なファイルを転送
- 後半 (全員で行う)
- ホスト名・IP アドレスの交換後, ネットワーク再起動
- 各種サービスの設定変更後, OS 再起動
- サービスなどの動作確認
特に記述がない限り, ひとつの phase 内の全作業が 完了してから次の phase に進むようにすること. また同一 phase 内に複数項目 (Hiki ソースでの "===" の項目) がある場合は複数人で同時に行ってもよい.
phase 0 (準備)
- サーバ交換中は Hiki 上のマニュアルを参照できなくなるため,
作業者は予めサーバ交換マニュアルを手元に保存しておく.
- サーバ交換マニュアルから引用されているページについても忘れないように.
- Hiki ページの印刷は推奨されない. 長いコマンドなどが切れてしまうため.
phase 1 (入替え開始)
ここでは並行できる作業が少ないため. 一部の作業メンバーでスタートする. 作業メンバーには, tako, ika の root パスワードを 持っている人を含めるようにする (ika の root パスワード保持者は念のため).
tako のログインユーザの削除, プロセスの削除, サービスの停止
[ITPASS2014]サーバ再起動手順 を参考に, tako のログインユーザの削除, プロセスの削除, サービスの停止を行う. 機器のアンマウントや再起動まではしない.
phase 2 (tako の root ログイン許可)
tako の root ログイン許可
tako において一時的に root ログインを許可する. 方法は[ITPASS2014]root ログインの許可・禁止を参考にする.
phase 3 (ika から tako へ各種データをコピー)
この phase の作業には tako の root パスワードが必要.
scp コマンドで移す際には, パーミッションやグループ等の設定を変えてしまわないように注意 (オプション p の使用).
ika から tako へ /home 領域を rsync
特に作業はない.
ika から tako へ各種設定ファイルをコピー
- ika から tako へ cron の設定ファイルをコピー
ika# scp -p -r /var/spool/cron/crontabs root@tako-itpass:/var/spool/cron/ /var/spool/cron/ 以下のパーミッションと所有者, グループがika と同じになっているか確認する.
ika から tako へ popauth の設定ファイル /usr/local/qpopper/pop.auth をコピー
ika# cd /usr/local/qpopper/ ika# cp pop.auth pop.auth.20141126 ika# scp -p /usr/local/qpopper/pop.auth root@tako-itpass:/usr/local/qpopper/
- tako の /etc/shadow を /etc/shadow.YYYYMMDD (YYYYMMDD は今日の日付) にバックアップする.
tako# cd /etc tako# cp shadow shadow.20141126
- ssh, diff コマンドを組み合わせて ika と tako の /etc/shadow を比較する.
ika# ssh root@tako-itpass cat /etc/shadow | diff - /etc/shadow
- 上記の出力の結果 tako 側の /etc/shadow に書かれていない UID のうち 1000 ~ 29999 までのものがあるか確認する.
phase 4 (root ログイン禁止)
tako の root ログイン禁止
- /home 領域の rsync が終わっていることを確認する
- tako に対する root ログインが必要な作業が終わっていれば, [ITPASS2014]root ログインの許可・禁止を参考に root ログインを禁止した状態に戻す.
- 念の為 ssh を再起動する.
phase 5 以降
特に作業はない.
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References:[[ITPASS2014]2014年度サーバ構築ログ]