[EPA2008b]大容量メモリ対応のカーネルのインストール

概要

デフォルトの BIOS 設定および, 配布される Debian インストーラからインストールされるカーネルでは, 8GB のメモリに対応していないため, 必要な BIOS 設定と, 64GB までのメモリに対応したカーネルのインストールを行う.

OS が認識しているメモリの確認

OS が現在認識している (使用している) メモリは top コマンドで 確認できる.

$ top

として,

   top - 16:35:50 up 38 days,  3:26, 11 users,  load average: ...
   Tasks: 121 total,   1 running, 118 sleeping,   2 stopped,  ...
   Cpu(s):  3.5%us,  2.9%sy,  0.0%ni, 41.1%id, 51.1%wa,  0.7%hi, ....
┌→Mem:   3108828k total,   135648k used,  2973180k free,     7144k buffers
|  Swap: 15623172k total,       96k used, 15623076k free,  7317880k cached
|
これがメモリサイズを示す部分. 

の部分をチェックせよ. デフォルトでは 3GB 程度までしか認識しないことが分かる.

BIOS 設定

システムを再起動し, BIOS 設定画面を呼び出す.

BIOS の設定は

[Chipset Configure] -> [North Bridge] -> [Memory Remap] を Enabled

とする.

大容量メモリに対応したカーネルのインストール

以下のコマンドで大容量メモリに対応したカーネルをインストールする.

# apt-get install linux-image-2.6.18-6-686-bigmem

インストール後, 再起動し, このカーネルをロードすること. (インストール後は上記のイメージがデフォルトで選択されるように 設定されるはず).

確認

再起動後, OS が認識しているメモリの確認? を再度行い 8GB のメモリが認識されていることを確認すること.

[EPAサーバ構築ドキュメント へ戻る]

Last modified:2008/11/21 15:37:28
Keyword(s):
References:[[EPA2008]2008年度後期サーバ構築ログ]