gt4f90ioライブラリのインストール
まず、自分のホームディレクトリに、「gt4f90io」というディレクトリを作成する。これは、ライブラリのインストール先である。
先ほど展開したgt4f90io-20080605の中に移動し、以下のようなコマンドを実行する。
$ ./configure --with-netcdf=/home/satoki/netcdf/lib/libnetcdf.a
このコマンドで「--with-」以下は先ほどインストールしたnetcdfの中に入っている「libnetcdf.a」の位置を絶対パスで指定するものである。ここでは上のような位置に存在しているが、保存場所によって異なるので、「libnetcdf.a」が存在する場所を適宜指定する。
これが成功すると、以下のように「make」のコマンド名が指示される。このような表記がでればよい。
Execute GNU make in the current directory, as follows.
make
次に、上のコマンドで作成されたファイル「Config.mk」を編集する。具体的には、以下の箇所を変更すればよい。
#== Directory to which the all files are installed
#
# [JAPANESE] インストール先のディレクトリ
#
prefix=/usr/local/gt4f90io >この箇所を「prefix=/home/satoki/gt4f90io」と変更する。
exec_prefix=${prefix}
...
以上の編集が終了したあと、カレントディレクトリで以下のコマンドを実行する。
$ make install
これによって、インストールは終了である。
インストールが正常に完了しているかを確認するために、テストプログラムを実行する。以下のコマンドを実行する。
$ make test-installed
すると、以下のような記述が得られれば、正常に完了していることが確認できる。
*** Compilation and installation are succeeded !! ***