IT pass HikiWiki - [TEBIKI]ezmlm によるメーリングリストの作成と管理 Diff
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{{toc}}
一般ユーザまたはグループ管理者が
メーリングリスト (ML) を作成・管理する方法を記す.
以降, スパム対策のため
アットマークを "_at_" と書いてあるので読み替えること.
== ML の作成
ユーザ (またはグループ) hoge で
hoge-ml_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
という ML を作る方法を示す.
$ mkdir ~hoge/ezmlm # ML 管理用ディレクトリ. 名前はなんでもよい
$ ezmlm-make ~hoge/ezmlm/ml ~hoge/.qmail-ml hoge-ml itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
".qmail-ml" の文字列は qmail 側の仕様である.
たとえば ~hoge/.qmail-hero はアドレス hoge-hero_at_... に対応する.
=== 日本語対応の確認
~hoge/ezmlm/ml/charset ができていることを確認し,
その中に
iso-2022-jp
と記述されていることを確認する.
こうなっていれば日本語のメールが文字化けしないはずである.
そうなっていない場合は管理者に問い合わせること.
=== エラーメールの転送設定
登録されたメールアドレスが正しくない場合,
配信先のサーバからメーリングリスト宛てにエラーメールが返送される.
しかしデフォルトではメーリングリストにエラーメールが来た場合は破棄するよう設定されており,
管理者が気づかないので良くない.
以下では, エラーメールが hoge_at_example.jp に届くよう設定する.
~hoge/ezmlm/ml/bouncer
を次のように変更する.
&hoge_at_example.jp
|/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-weed
|/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-return -D '/home/hoge/ezmlm/ml'
「アドレスの追加」の項目を参考に
存在しないアドレスを登録した上で ML にメールを送り,
設定したアドレスにエラーメールが届くか確認する.
== ML の削除
ezmlm-make で作成したファイル, ディレクトリを削除するのみでよい.
$ rm -r ~hoge/ezmlm/ml ~hoge/.qmail-ml
== 普段の運用
=== 手動で追加する場合
* アドレスの追加
$ ezmlm-sub ~hoge/ezmlm/ml (追加したいアドレス)
* アドレスの削除
$ ezmlm-unsub ~hoge/ezmlm/ml (削除したいアドレス)
=== カードファイルで管理する場合
* カードファイルを利用してアドレスを自動で登録/削除してくれる gate-db-to-ezmlm を用いると便利である.
作成したいメーリングリストのグループになる(例は itpass のメーリングリストを作成する場合)
$ sudo -su itpass
gate-db-to-ezmlm を実行する. gate-db-to-ezmlm については man を参照.
管理用ディレクトリとカードファイルのディレクトリは絶対パスで指定する.
$ /usr/local/gate/bin/gate-db-to-ezmlm --unsub /home/itpass/ml/管理用ディレクトリ名 /home/itpass/ml/カードファイルのディレクトリ名/*
アドレスを削除したい場合はカードファイルのディレクトリからカードファイルを削除し, gate-db-to-ezmlm を実行する.
=== ML 加入者全員のアドレスを表示
$ ezmlm-list ~hoge/ezmlm/ml
=== ヘルプを取得する
適当なメーラーから
hoge-ml-help_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp 宛に空メールを送る.
== 参考資料
* ((<"[ITPASS2011a]ezmlmのインストールと設定">))
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一般ユーザまたはグループ管理者が
メーリングリスト (ML) を作成・管理する方法を記す.
以降, スパム対策のため
アットマークを "_at_" と書いてあるので読み替えること.
== ML の作成
ユーザ (またはグループ) hoge で
hoge-ml_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
という ML を作る方法を示す.
$ mkdir ~hoge/ezmlm # ML 管理用ディレクトリ. 名前はなんでもよい
$ ezmlm-make ~hoge/ezmlm/ml ~hoge/.qmail-ml hoge-ml itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
".qmail-ml" の文字列は qmail 側の仕様である.
たとえば ~hoge/.qmail-hero はアドレス hoge-hero_at_... に対応する.
=== 日本語対応の確認
~hoge/ezmlm/ml/charset ができていることを確認し,
その中に
iso-2022-jp
と記述されていることを確認する.
こうなっていれば日本語のメールが文字化けしないはずである.
そうなっていない場合は管理者に問い合わせること.
=== エラーメールの転送設定
登録されたメールアドレスが正しくない場合,
配信先のサーバからメーリングリスト宛てにエラーメールが返送される.
しかしデフォルトではメーリングリストにエラーメールが来た場合は破棄するよう設定されており,
管理者が気づかないので良くない.
以下では, エラーメールが hoge_at_example.jp に届くよう設定する.
~hoge/ezmlm/ml/bouncer
を次のように変更する.
&hoge_at_example.jp
|/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-weed
|/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-return -D '/home/hoge/ezmlm/ml'
「アドレスの追加」の項目を参考に
存在しないアドレスを登録した上で ML にメールを送り,
設定したアドレスにエラーメールが届くか確認する.
== ML の削除
ezmlm-make で作成したファイル, ディレクトリを削除するのみでよい.
$ rm -r ~hoge/ezmlm/ml ~hoge/.qmail-ml
== 普段の運用
=== 手動で追加する場合
* アドレスの追加
$ ezmlm-sub ~hoge/ezmlm/ml (追加したいアドレス)
* アドレスの削除
$ ezmlm-unsub ~hoge/ezmlm/ml (削除したいアドレス)
=== カードファイルで管理する場合
* カードファイルを利用してアドレスを自動で登録/削除してくれる gate-db-to-ezmlm を用いると便利である.
作成したいメーリングリストのグループになる(例は itpass のメーリングリストを作成する場合)
$ sudo -su itpass
gate-db-to-ezmlm を実行する. gate-db-to-ezmlm については man を参照.
管理用ディレクトリとカードファイルのディレクトリは絶対パスで指定する.
$ /usr/local/gate/bin/gate-db-to-ezmlm --unsub /home/itpass/ml/管理用ディレクトリ名 /home/itpass/ml/カードファイルのディレクトリ名/*
アドレスを削除したい場合はカードファイルのディレクトリからカードファイルを削除し, gate-db-to-ezmlm を実行する.
=== ML 加入者全員のアドレスを表示
$ ezmlm-list ~hoge/ezmlm/ml
=== ヘルプを取得する
適当なメーラーから
hoge-ml-help_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp 宛に空メールを送る.
== 参考資料
* ((<"[ITPASS2011a]ezmlmのインストールと設定">))