IT pass HikiWiki - [Memo2021][ITPASS]ローカルでのバックアップの設定 Diff
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#[((<[ITPASS2021]2021[((<[ITPASS2020]2020年度サーバ構築マニュアル>)) へ戻る]
[((<[ITPASS2021]2021年度サーバ構築ログ>)) へ戻る]
= 目的
ITPASS サーバでは, 一部の領域 (itpass などグループで使用している領域) に
ついて, 普段は予備サーバへのバックアップを行っている.
#(詳しくは ((<[ITPASS2020]サーバ交換作業 1 週間後に行う作業>)) を参照のこと.)
サーバの再構築時は予備サーバにバックアップすることができないので,
冗長性を維持するために, システムがインストールされているディスクとは
別のディスクに, 計算機内でバックアップ (ローカルバックアップ) を取る
ようにしておく.
このとき, 万が一本サーバのディスクが故障したときの復旧を容易にするために,
普段より多めのデータをバックアップしておく.
なお, 通常運用中にはローカルバックアップは行わない.
= 概要
以下では, ローカルバックアップを取る方法について記す.
* ika にバックアップ用のディスクを取り付ける.
* 通常は最初から付いている.
* 1 日 1 回, 以下を除くすべてのバックアップを取るように cron スクリプトを設置する.
* /tmp/, /proc/, /dev/, /sys/ 等のシステム固有なものや一時的に用いるもの
* /home/aquota.user
= 予備ディスクの準備
#以下は, 既に本体ディスクが取り付けられており, これから予備ディスクを
#フォーマット, マウントすることを想定した文書である.
#既に予備ディスクがフォーマット, マウントされている場合には ((<#バックアップスクリプトの設置|URL:#バックアップスクリプトの設置>)) から作業を始めよ.
今回は予備ディスクは接続されており, マウントされていない状態であったため, ディスクをマウントするところから開始する.
#== 予備ディスクの設置
#
#ika に予備ディスクを接続する.
#使用されているディスクの容量が 4 TB のため, 4 TB (以上) のサイズのディスクを接続する.
#
== 現在のディスク使用状態の確認
df コマンドで, 現在のディスク使用状況を確認した.
$ df -h
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
udev 16G 0 16G 0% /dev
tmpfs 3.2G 338M 2.9G 11% /run
/dev/sda1 916G 27G 843G 4% /
tmpfs 16G 0 16G 0% /dev/shm
tmpfs 5.0M 4.0K 5.0M 1% /run/lock
tmpfs 16G 0 16G 0% /sys/fs/cgroup
/dev/loop0 62M 62M 0 100% /snap/core20/1026
/dev/loop6 62M 62M 0 100% /snap/core20/1081
/dev/loop2 43M 43M 0 100% /snap/certbot/1343
/dev/loop5 100M 100M 0 100% /snap/core/11420
/dev/loop1 128K 128K 0 100% /snap/hello-world/29
/dev/sda3 189M 3.3M 185M 2% /boot/efi
/dev/sda4 2.7T 577G 2.0T 23% /home
/dev/loop7 100M 100M 0 100% /snap/core/11606
/dev/sdc1 4.6T 2.7T 1.6T 63% /home/yot/zzzmnt
/dev/loop3 43M 43M 0 100% /snap/certbot/1434
現時点で使っているディスクは /dev/sda としてマウントされている.
== 予備ディスクのパーティションの確認
予備ディスクが本体ディスクと同じパーティション構成になっていることを確認した.
parted コマンドを使ってパーティション構成を確認する.
$ sudo parted -l
Model: ATA TOSHIBA MN04ACA4 (scsi)
Disk /dev/sda: 4001GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
1 1049kB 1000GB 1000GB ext4
2 1000GB 1064GB 64.0GB linux-swap(v1)
3 1064GB 1064GB 200MB fat32 boot, esp
4 1064GB 4001GB 2937GB ext4
Model: ATA TOSHIBA MN04ACA4 (scsi)
Disk /dev/sdb: 4001GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
1 1049kB 1000GB 1000GB ext4
2 1000GB 1064GB 64.0GB linux-swap(v1)
3 1064GB 1064GB 200MB fat32 boot, esp
4 1064GB 4001GB 2937GB ext4
Model: JMicron Disk RAID1 (scsi)
Disk /dev/sdc: 5001GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
1 33.6MB 5001GB 5001GB ext4 raid01_century2hdd
予備ディスク (/dev/sdb) は, 現在使用中のディスク (/dev/sda) と同じように
パーティションが作成されている.
なお, /dev/sdc はデータを置くために使う予定であった RAID である.
(再構築には関係しない.)
== fstab の設定 (予備ディスクのマウント)
予備ディスクを /bk, /home.bk にマウントするように設定する.
/bk, /home.bk ディレクトリを作成した.
# mkdir /bk /home.bk
/etc/fstab を書き換える際に UUID を使うため, UUID を調べた.
$ sudo blkid
/dev/sda1: UUID="455bbc3b-2ecc-4908-8c05-32933e3b79e0" TYPE="ext4" PARTUUID="d84095d8-812c-42bd-90af-f6ae4e8ac6af"
/dev/sda2: UUID="bb93293c-5370-4da1-bb68-a7917beff386" TYPE="swap" PARTUUID="5623e3ea-8919-4c04-abed-1d46715f3a7e"
/dev/sda3: UUID="FDA2-39E5" TYPE="vfat" PARTUUID="fe3aba7c-5765-4a13-82da-f17ba77a18ed"
/dev/sda4: UUID="9e41c521-203f-46e9-b384-35bd9bd4e7ab" TYPE="ext4" PARTUUID="b339c46f-bad9-4559-b7c7-406e799f4a1c"
/dev/sdb1: UUID="495bd495-741f-4f6a-bc75-d51cc3b3e012" TYPE="ext4" PARTUUID="4d9c5a70-eac8-4733-998d-891d5c393d75"
/dev/sdb2: UUID="80a8407c-f5e3-4ff8-8ded-e91ae384ead8" TYPE="swap" PARTUUID="6500f53b-f70e-4da9-99d1-de140e62165f"
/dev/sdb3: UUID="FDA3-3EEE" TYPE="vfat" PARTUUID="6167d802-361f-40ae-aff7-21aae97c346a"
/dev/sdb4: UUID="08a97b94-c298-4f55-a4dc-3f5c22800762" TYPE="ext4" PARTUUID="8ce6dbc1-5565-4064-b536-03f7e8a6c7bb"
/dev/loop0: TYPE="squashfs"
/dev/loop1: TYPE="squashfs"
/dev/loop2: TYPE="squashfs"
/dev/loop3: TYPE="squashfs"
/dev/loop5: TYPE="squashfs"
/dev/loop6: TYPE="squashfs"
/dev/loop7: TYPE="squashfs"
/dev/sdc1: UUID="8a1b51ed-3e33-4b6b-b967-763f7ecd6cbb" TYPE="ext4" PARTLABEL="raid01_century2hdd" PARTUUID="41cea77f-e32c-4100-b9e5-0248c3fde272"
ここで表示された, /dev/sdb1 (ルート (/) パーティション用),
/dev/sdb4 (home パーティション用) の情報に基づいて, /etc/fstab を
編集した.
# vi /etc/fstab
以下の 4 行を追加した.
# /dev/sdb1 is mounted on /bk
UUID=495bd495-741f-4f6a-bc75-d51cc3b3e012 /bk ext4 errors=remount-ro 0 1
# /dev/sdb4 is mounted on /home.bk
UUID=08a97b94-c298-4f55-a4dc-3f5c22800762 /home.bk ext4 defaults,usrquota 0 2
/etc/fstab の編集が終了したら, マウントする.
# mount -a
ディスクのマウント状態を確認した.
$ df -h
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
udev 16G 0 16G 0% /dev
tmpfs 3.2G 338M 2.9G 11% /run
/dev/sda1 916G 27G 843G 4% /
tmpfs 16G 0 16G 0% /dev/shm
tmpfs 5.0M 4.0K 5.0M 1% /run/lock
tmpfs 16G 0 16G 0% /sys/fs/cgroup
/dev/loop0 62M 62M 0 100% /snap/core20/1026
/dev/loop6 62M 62M 0 100% /snap/core20/1081
/dev/loop2 43M 43M 0 100% /snap/certbot/1343
/dev/loop5 100M 100M 0 100% /snap/core/11420
/dev/loop1 128K 128K 0 100% /snap/hello-world/29
/dev/sda3 189M 3.3M 185M 2% /boot/efi
/dev/sda4 2.7T 577G 2.0T 23% /home
/dev/loop7 100M 100M 0 100% /snap/core/11606
/dev/sdc1 4.6T 2.7T 1.6T 63% /home/yot/zzzmnt
/dev/loop3 43M 43M 0 100% /snap/certbot/1434
/dev/sdb1 916G 77M 870G 1% /bk
/dev/sdb4 2.7T 89M 2.5T 1% /home.bk
上の例では, /dev/sdb1, /dev/sdb4 がそれぞれ /bk, /home.bk にマウントされている.
= バックアップスクリプトの設置
バックアップの際には cron を用い, rsync によるバックアップを毎日自動的に行う.
また, その rsync の結果をログに残す.
== バックアップ用スクリプトの用意
バックアップ用スクリプトを以下のように設置した.
* root ディレクトリ用: rsync_localbk_root.sh を, /etc/cron.local/daily/220_rsync_localbk_root へ設置した.
# wget http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/server/2011/system_backup/rsync_localbk_root.sh
# mv rsync_localbk_root.sh /etc/cron.local/daily/220_rsync_localbk_root
* home ディレクトリ用: rsync_localbk_home.sh を, /etc/cron.local/daily/225_rsync_localbk_home へ設置した.
# wget http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/server/2011/system_backup/rsync_localbk_home.sh
# mv rsync_localbk_home.sh /etc/cron.local/daily/225_rsync_localbk_home
#(なお, スクリプト先頭の番号は, その他のスクリプトを置いた際, どれを優先して実行するかを決めるためのものである. 若い番号のものほど先に実行される).
設置したスクリプトに実行権限を与えた.
# chmod 744 /etc/cron.local/daily/220_rsync_localbk_root
# chmod 744 /etc/cron.local/daily/225_rsync_localbk_home
= crontab の編集
#/etc/crontab を編集する. 以下の一行があることを確認し, なければ追加する.
/etc/crontab に以下の一行があることを確認した.
25 6 * * * root cd / && run-parts --report /etc/cron.local/daily |mail -s "`hostname -f` daily run outputs" itpadmin@itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
= バックアップログファイルの作成
ログファイルのためのディレクトリとファイルを作成しておく.
#なお, このログファイルの場所は ((<#バックアップ用スクリプトの用意|URL:#バックアップ用スクリプトの用意>))で用意した 220_rsync_localbk_root と 225_rsync_localbk_home 内の LOGFILE を書き換えることで変更できる.
#ディレクトリ /var/log/rsync-log がなければ作成し,
#その中にログ用のファイルを作成する.
#
# # mkdir /var/log/rsync-log
# # cd /var/log/rsync-log
# # touch localbk_root.log localbk_home.log
その中にログ用のファイルを作成した.
# touch localbk_root.log localbk_home.log
= バックアップログファイルの logrotate の設定
rsync のログを 1 週間毎に分割する.
/etc/logrotate.d/ 以下に設定ファイルを作成した.
# vi /etc/logrotate.d/rsync_localbk_root
以下の内容を書き込む.
/var/log/rsync-log/localbk_root.log {
weekly
create 0644 root root
rotate 12
}
同様に rsync_localbk_home も作成する.
# vi /etc/logrotate.d/rsync_localbk_home
以下の内容を書き込む.
/var/log/rsync-log/localbk_home.log {
weekly
create 0644 root root
rotate 12
}
= バックアップのテスト
バックアップをテストした.
# cd /etc/cron.local/daily/
# ./220_rsync_localbk_root
# ./225_rsync_localbk_home
バックアップができているか, 以下のログファイルで確認する.
* /var/log/rsync-log/localbk_root.log
* /var/log/rsync-log/localbk_home.log
= 本サーバから予備サーバへのバックアップの停止
#(翌日朝に) ローカルバックアップが cron によってうまく実行されたことを確認した後, 本サーバから予備サーバへのバックアップを止める.
ローカルバックアップが cron によってうまく実行されたことを確認し, 本サーバから予備サーバへのバックアップを止めた.
# chmod 644 /etc/cron.local/daily/230_rsync_itpassbk
= 参考文献
((<[ITPASS2020]ローカルでのバックアップの設定>))
#[((<[ITPASS2021]2021[((<[ITPASS2020]2020年度サーバ構築マニュアル>)) へ戻る]
[((<[ITPASS2021]2021年度サーバ構築ログ>)) へ戻る]
ITPASS サーバでは, 一部の領域 (itpass などグループで使用している領域) に
ついて, 普段は予備サーバへのバックアップを行っている.
#(詳しくは ((<[ITPASS2020]サーバ交換作業 1 週間後に行う作業>)) を参照のこと.)
サーバの再構築時は予備サーバにバックアップすることができないので,
冗長性を維持するために, システムがインストールされているディスクとは
別のディスクに, 計算機内でバックアップ (ローカルバックアップ) を取る
ようにしておく.
このとき, 万が一本サーバのディスクが故障したときの復旧を容易にするために,
普段より多めのデータをバックアップしておく.
なお, 通常運用中にはローカルバックアップは行わない.
= 概要
以下では, ローカルバックアップを取る方法について記す.
* ika にバックアップ用のディスクを取り付ける.
* 通常は最初から付いている.
* 1 日 1 回, 以下を除くすべてのバックアップを取るように cron スクリプトを設置する.
* /tmp/, /proc/, /dev/, /sys/ 等のシステム固有なものや一時的に用いるもの
* /home/aquota.user
= 予備ディスクの準備
#以下は, 既に本体ディスクが取り付けられており, これから予備ディスクを
#フォーマット, マウントすることを想定した文書である.
#既に予備ディスクがフォーマット, マウントされている場合には ((<#バックアップスクリプトの設置|URL:#バックアップスクリプトの設置>)) から作業を始めよ.
今回は予備ディスクは接続されており, マウントされていない状態であったため, ディスクをマウントするところから開始する.
#== 予備ディスクの設置
#
#ika に予備ディスクを接続する.
#使用されているディスクの容量が 4 TB のため, 4 TB (以上) のサイズのディスクを接続する.
#
== 現在のディスク使用状態の確認
df コマンドで, 現在のディスク使用状況を確認した.
$ df -h
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
udev 16G 0 16G 0% /dev
tmpfs 3.2G 338M 2.9G 11% /run
/dev/sda1 916G 27G 843G 4% /
tmpfs 16G 0 16G 0% /dev/shm
tmpfs 5.0M 4.0K 5.0M 1% /run/lock
tmpfs 16G 0 16G 0% /sys/fs/cgroup
/dev/loop0 62M 62M 0 100% /snap/core20/1026
/dev/loop6 62M 62M 0 100% /snap/core20/1081
/dev/loop2 43M 43M 0 100% /snap/certbot/1343
/dev/loop5 100M 100M 0 100% /snap/core/11420
/dev/loop1 128K 128K 0 100% /snap/hello-world/29
/dev/sda3 189M 3.3M 185M 2% /boot/efi
/dev/sda4 2.7T 577G 2.0T 23% /home
/dev/loop7 100M 100M 0 100% /snap/core/11606
/dev/sdc1 4.6T 2.7T 1.6T 63% /home/yot/zzzmnt
/dev/loop3 43M 43M 0 100% /snap/certbot/1434
現時点で使っているディスクは /dev/sda としてマウントされている.
== 予備ディスクのパーティションの確認
予備ディスクが本体ディスクと同じパーティション構成になっていることを確認した.
parted コマンドを使ってパーティション構成を確認する.
$ sudo parted -l
Model: ATA TOSHIBA MN04ACA4 (scsi)
Disk /dev/sda: 4001GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
1 1049kB 1000GB 1000GB ext4
2 1000GB 1064GB 64.0GB linux-swap(v1)
3 1064GB 1064GB 200MB fat32 boot, esp
4 1064GB 4001GB 2937GB ext4
Model: ATA TOSHIBA MN04ACA4 (scsi)
Disk /dev/sdb: 4001GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
1 1049kB 1000GB 1000GB ext4
2 1000GB 1064GB 64.0GB linux-swap(v1)
3 1064GB 1064GB 200MB fat32 boot, esp
4 1064GB 4001GB 2937GB ext4
Model: JMicron Disk RAID1 (scsi)
Disk /dev/sdc: 5001GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
1 33.6MB 5001GB 5001GB ext4 raid01_century2hdd
予備ディスク (/dev/sdb) は, 現在使用中のディスク (/dev/sda) と同じように
パーティションが作成されている.
なお, /dev/sdc はデータを置くために使う予定であった RAID である.
(再構築には関係しない.)
== fstab の設定 (予備ディスクのマウント)
予備ディスクを /bk, /home.bk にマウントするように設定する.
/bk, /home.bk ディレクトリを作成した.
# mkdir /bk /home.bk
/etc/fstab を書き換える際に UUID を使うため, UUID を調べた.
$ sudo blkid
/dev/sda1: UUID="455bbc3b-2ecc-4908-8c05-32933e3b79e0" TYPE="ext4" PARTUUID="d84095d8-812c-42bd-90af-f6ae4e8ac6af"
/dev/sda2: UUID="bb93293c-5370-4da1-bb68-a7917beff386" TYPE="swap" PARTUUID="5623e3ea-8919-4c04-abed-1d46715f3a7e"
/dev/sda3: UUID="FDA2-39E5" TYPE="vfat" PARTUUID="fe3aba7c-5765-4a13-82da-f17ba77a18ed"
/dev/sda4: UUID="9e41c521-203f-46e9-b384-35bd9bd4e7ab" TYPE="ext4" PARTUUID="b339c46f-bad9-4559-b7c7-406e799f4a1c"
/dev/sdb1: UUID="495bd495-741f-4f6a-bc75-d51cc3b3e012" TYPE="ext4" PARTUUID="4d9c5a70-eac8-4733-998d-891d5c393d75"
/dev/sdb2: UUID="80a8407c-f5e3-4ff8-8ded-e91ae384ead8" TYPE="swap" PARTUUID="6500f53b-f70e-4da9-99d1-de140e62165f"
/dev/sdb3: UUID="FDA3-3EEE" TYPE="vfat" PARTUUID="6167d802-361f-40ae-aff7-21aae97c346a"
/dev/sdb4: UUID="08a97b94-c298-4f55-a4dc-3f5c22800762" TYPE="ext4" PARTUUID="8ce6dbc1-5565-4064-b536-03f7e8a6c7bb"
/dev/loop0: TYPE="squashfs"
/dev/loop1: TYPE="squashfs"
/dev/loop2: TYPE="squashfs"
/dev/loop3: TYPE="squashfs"
/dev/loop5: TYPE="squashfs"
/dev/loop6: TYPE="squashfs"
/dev/loop7: TYPE="squashfs"
/dev/sdc1: UUID="8a1b51ed-3e33-4b6b-b967-763f7ecd6cbb" TYPE="ext4" PARTLABEL="raid01_century2hdd" PARTUUID="41cea77f-e32c-4100-b9e5-0248c3fde272"
ここで表示された, /dev/sdb1 (ルート (/) パーティション用),
/dev/sdb4 (home パーティション用) の情報に基づいて, /etc/fstab を
編集した.
# vi /etc/fstab
以下の 4 行を追加した.
# /dev/sdb1 is mounted on /bk
UUID=495bd495-741f-4f6a-bc75-d51cc3b3e012 /bk ext4 errors=remount-ro 0 1
# /dev/sdb4 is mounted on /home.bk
UUID=08a97b94-c298-4f55-a4dc-3f5c22800762 /home.bk ext4 defaults,usrquota 0 2
/etc/fstab の編集が終了したら, マウントする.
# mount -a
ディスクのマウント状態を確認した.
$ df -h
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
udev 16G 0 16G 0% /dev
tmpfs 3.2G 338M 2.9G 11% /run
/dev/sda1 916G 27G 843G 4% /
tmpfs 16G 0 16G 0% /dev/shm
tmpfs 5.0M 4.0K 5.0M 1% /run/lock
tmpfs 16G 0 16G 0% /sys/fs/cgroup
/dev/loop0 62M 62M 0 100% /snap/core20/1026
/dev/loop6 62M 62M 0 100% /snap/core20/1081
/dev/loop2 43M 43M 0 100% /snap/certbot/1343
/dev/loop5 100M 100M 0 100% /snap/core/11420
/dev/loop1 128K 128K 0 100% /snap/hello-world/29
/dev/sda3 189M 3.3M 185M 2% /boot/efi
/dev/sda4 2.7T 577G 2.0T 23% /home
/dev/loop7 100M 100M 0 100% /snap/core/11606
/dev/sdc1 4.6T 2.7T 1.6T 63% /home/yot/zzzmnt
/dev/loop3 43M 43M 0 100% /snap/certbot/1434
/dev/sdb1 916G 77M 870G 1% /bk
/dev/sdb4 2.7T 89M 2.5T 1% /home.bk
上の例では, /dev/sdb1, /dev/sdb4 がそれぞれ /bk, /home.bk にマウントされている.
= バックアップスクリプトの設置
バックアップの際には cron を用い, rsync によるバックアップを毎日自動的に行う.
また, その rsync の結果をログに残す.
== バックアップ用スクリプトの用意
バックアップ用スクリプトを以下のように設置した.
* root ディレクトリ用: rsync_localbk_root.sh を, /etc/cron.local/daily/220_rsync_localbk_root へ設置した.
# wget http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/server/2011/system_backup/rsync_localbk_root.sh
# mv rsync_localbk_root.sh /etc/cron.local/daily/220_rsync_localbk_root
* home ディレクトリ用: rsync_localbk_home.sh を, /etc/cron.local/daily/225_rsync_localbk_home へ設置した.
# wget http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/server/2011/system_backup/rsync_localbk_home.sh
# mv rsync_localbk_home.sh /etc/cron.local/daily/225_rsync_localbk_home
#(なお, スクリプト先頭の番号は, その他のスクリプトを置いた際, どれを優先して実行するかを決めるためのものである. 若い番号のものほど先に実行される).
設置したスクリプトに実行権限を与えた.
# chmod 744 /etc/cron.local/daily/220_rsync_localbk_root
# chmod 744 /etc/cron.local/daily/225_rsync_localbk_home
= crontab の編集
#/etc/crontab を編集する. 以下の一行があることを確認し, なければ追加する.
/etc/crontab に以下の一行があることを確認した.
25 6 * * * root cd / && run-parts --report /etc/cron.local/daily |mail -s "`hostname -f` daily run outputs" itpadmin@itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
= バックアップログファイルの作成
ログファイルのためのディレクトリとファイルを作成しておく.
#なお, このログファイルの場所は ((<#バックアップ用スクリプトの用意|URL:#バックアップ用スクリプトの用意>))で用意した 220_rsync_localbk_root と 225_rsync_localbk_home 内の LOGFILE を書き換えることで変更できる.
#ディレクトリ /var/log/rsync-log がなければ作成し,
#その中にログ用のファイルを作成する.
#
# # mkdir /var/log/rsync-log
# # cd /var/log/rsync-log
# # touch localbk_root.log localbk_home.log
その中にログ用のファイルを作成した.
# touch localbk_root.log localbk_home.log
= バックアップログファイルの logrotate の設定
rsync のログを 1 週間毎に分割する.
/etc/logrotate.d/ 以下に設定ファイルを作成した.
# vi /etc/logrotate.d/rsync_localbk_root
以下の内容を書き込む.
/var/log/rsync-log/localbk_root.log {
weekly
create 0644 root root
rotate 12
}
同様に rsync_localbk_home も作成する.
# vi /etc/logrotate.d/rsync_localbk_home
以下の内容を書き込む.
/var/log/rsync-log/localbk_home.log {
weekly
create 0644 root root
rotate 12
}
= バックアップのテスト
バックアップをテストした.
# cd /etc/cron.local/daily/
# ./220_rsync_localbk_root
# ./225_rsync_localbk_home
バックアップができているか, 以下のログファイルで確認する.
* /var/log/rsync-log/localbk_root.log
* /var/log/rsync-log/localbk_home.log
= 本サーバから予備サーバへのバックアップの停止
#(翌日朝に) ローカルバックアップが cron によってうまく実行されたことを確認した後, 本サーバから予備サーバへのバックアップを止める.
ローカルバックアップが cron によってうまく実行されたことを確認し, 本サーバから予備サーバへのバックアップを止めた.
# chmod 644 /etc/cron.local/daily/230_rsync_itpassbk
= 参考文献
((<[ITPASS2020]ローカルでのバックアップの設定>))
[((<[ITPASS2021]2021年度サーバ構築ログ