IT pass HikiWiki - [Memo2017][ITPASS]Dovecot のインストールと設定 Diff
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{{toc}}
= dovecot のインストールと設定
== dovecot の取得
dovecot をパッケージからインストールした.
# apt-get install dovecot-imapd
== dovecotの設定
dovecot の設定は /etc/dovecot/conf.d 以下のファイルで行う.
以下のように各ファイルにおいて設定する. 必要な部分のコメントアウトを外して設定する 設定した
(なお, 初めからコメントアウトされている値はデフォルトの値となっている).
# cd /etc/dovecot/conf.d
具体的には以下の通り.
10-auth.conf
disable_plaintext_auth = no #平文でのログインを許す
auth_mechanism = plain cram-md5
#include auth-system.conf.ext (コメントアウトする)
!include auth-passwdfile.conf.ext
10-mail.conf
mail_location = mbox:~/:INBOX=~/Mailbox #保存形式
mail_privileged_group =mail
mbox_read_locks = flock
mbox_write_locks = dotlock flock
10-master.conf
service imap-login
port = 143
service imap
process_limit = 256
service Auth-worker
user = root
10-logging.conf.
log_timestamp = "%Y-%m-%d %H:%M:%S "
auth-passwdfile.conf.ext
passdb
args = scheme=CRAM-MD5 username_format=%u /etc/dovecot.cram-md5 #パスワードの認証方法. dovecot.crma-md5というパスワードファイルからパスワードを読み込む
userdb
args = username_format=%u /etc/dovecot.cram-md5 #ユーザの認証方法. dovecot.cram-md5というパスワードファイルから読み込む
dovecot を再起動した.
# service dovecot restart
dovecot の動作を確認した.
# service dovecot status
== 認証データベースファイルの作成
パスワードファイルである /etc/dovecot.cram-md5 を書いた.
#これが CRAM_MD5 の認証データベースファイルとなる. 以下がその書式.であり,
#passwd ファイルと同じ形式で書く.
[acount]:{パスワードの形式(plainなら平文,CRAM-MD5ならCRAM_MD5で暗号化されたパスワード}[PASSWORD]:[uid]:[gid]::[home]
[acount]には自分のアカウント名.
PASSWORDが imap 用パスワード. そのまえの{}によって書き方が変わる.
[uid] と [gid] にはそれぞれ自分の uid と gid を入れる. /etc/passwd で確認することができる.
最後の[home]は自分のホーム領域のパス.
具体的に書いてみる具体的には以下の通り.
#赤く強調されているところが実際のパスワードとユーザ情報である. xxxxxxxはパスワード.
# CRAM-MD5 authentication database
# Entries are in form <user>:{plain}<password>:<uid>:>gid<::>Home dir<
# or <user>:{CRAM-MD5}<cram_md5 password>:<uid>:>gid<::>Home dir<
# Lines starting with "#" are comments
chikuwa*:{plain}xxxxxx:40001:40001::/home/mondo1
パーミッション, ファイルの所有者を変更した
# chmod 600 /etc/dovecot.cram-md5
# chown dovecot:dovecot /etc/dovecot.cram-md5
== MD5 認証データベースファイル自動生成
#CRAM_MD5 の認証データベースファイル /etc/dovecot.cram-md5 の書き込みには
#root 権限が要る.
#そのため imap 認証のパスワードを各ユーザが編集することはできない.
#そこで
apop 認証パスワード ~/Maildir/.password を読み出して
/etc/cram-md5.pwd を生成するスクリプト dovecotpwdbg を書いた.
$ wget http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epmail/y2015/dvlop/script/dovecotpwdbg
$ sudo -s
# cp dovecotpwdbg /etc/cron.daily/dovecotpwdbg
パーミッションを変更した.
# chmod 755 /etc/cron.daily/dovecotpwdbg
より頻繁にこのデータベースを更新するために cron を用いた.
#root で以下作業を行う.
# crontab -e
以下の一行を追加した
50 * * * * /etc/cron.daily/dovecotpwdbg
#パスワードファイル /etc/dovecot.cram-md5 は新しいものにどんどん書き換えられ
#るため, 一定時間でパスワードが消えることに注意(毎時50分)
== テスト
tako の外のホストから, imap 対応メーラー(例. Thunderbird)を用いて imap サーバを tako に指定して, tako 上の自分のアカウントあてに届いたメールを読んでみた.
#メーラの設定や.qmail の設定などは読み書きのするためのメールサーバでの準備を
#参照.
メーラの設定は以下の通り.
受信サーバ: IMAP
サーバのホスト名: tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
受信サーバのポート番号: 143
受信サーバのSSL: 接続の保護なし
認証方式: 暗号化されたパスワード認証
== ntpdate との関係
#dovecot は ntpdate 等で時刻を調節する際に,5 秒ほどずれているとサービスを停
#止してしまう. そのため,cron.daly でntpdate を実行させる場合にはdovecot が停
#止しても restart できるようにする.具体的には
/etc/cron.daily/ntpdate に以下の行を追加した.
service dovecot restart > /dev/null 2>&1
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= dovecot のインストールと設定
== dovecot の取得
dovecot をパッケージからインストールした.
# apt-get install dovecot-imapd
== dovecotの設定
dovecot の設定は /etc/dovecot/conf.d 以下のファイルで行う.
以下のように各ファイルにおいて設定する. 必要な部分のコメントアウトを外して
(なお, 初めからコメントアウトされている値はデフォルトの値となっている).
# cd /etc/dovecot/conf.d
具体的には以下の通り.
10-auth.conf
disable_plaintext_auth = no #平文でのログインを許す
auth_mechanism = plain cram-md5
#include auth-system.conf.ext (コメントアウトする)
!include auth-passwdfile.conf.ext
10-mail.conf
mail_location = mbox:~/:INBOX=~/Mailbox #保存形式
mail_privileged_group =mail
mbox_read_locks = flock
mbox_write_locks = dotlock flock
10-master.conf
service imap-login
port = 143
service imap
process_limit = 256
service Auth-worker
user = root
10-logging.conf.
log_timestamp = "%Y-%m-%d %H:%M:%S "
auth-passwdfile.conf.ext
passdb
args = scheme=CRAM-MD5 username_format=%u /etc/dovecot.cram-md5 #パスワードの認証方法. dovecot.crma-md5というパスワードファイルからパスワードを読み込む
userdb
args = username_format=%u /etc/dovecot.cram-md5 #ユーザの認証方法. dovecot.cram-md5というパスワードファイルから読み込む
dovecot を再起動した.
# service dovecot restart
dovecot の動作を確認した.
# service dovecot status
== 認証データベースファイルの作成
パスワードファイルである /etc/dovecot.cram-md5 を書いた.
#これが CRAM_MD5 の認証データベースファイルとなる. 以下がその書式.であり,
#passwd ファイルと同じ形式で書く.
[acount]:{パスワードの形式(plainなら平文,CRAM-MD5ならCRAM_MD5で暗号化されたパスワード}[PASSWORD]:[uid]:[gid]::[home]
[acount]には自分のアカウント名.
PASSWORDが imap 用パスワード. そのまえの{}によって書き方が変わる.
[uid] と [gid] にはそれぞれ自分の uid と gid を入れる. /etc/passwd で確認することができる.
最後の[home]は自分のホーム領域のパス.
#赤く強調されているところが実際のパスワードとユーザ情報である. xxxxxxxはパスワード.
# CRAM-MD5 authentication database
# Entries are in form <user>:{plain}<password>:<uid>:>gid<::>Home dir<
# or <user>:{CRAM-MD5}<cram_md5 password>:<uid>:>gid<::>Home dir<
# Lines starting with "#" are comments
chikuwa*:{plain}xxxxxx:40001:40001::/home/mondo1
パーミッション, ファイルの所有者を変更した
# chmod 600 /etc/dovecot.cram-md5
# chown dovecot:dovecot /etc/dovecot.cram-md5
== MD5 認証データベースファイル自動生成
#CRAM_MD5 の認証データベースファイル /etc/dovecot.cram-md5 の書き込みには
#root 権限が要る.
#そのため imap 認証のパスワードを各ユーザが編集することはできない.
#そこで
apop 認証パスワード ~/Maildir/.password を読み出して
/etc/cram-md5.pwd を生成するスクリプト dovecotpwdbg を書いた.
$ wget http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~epmail/y2015/dvlop/script/dovecotpwdbg
$ sudo -s
# cp dovecotpwdbg /etc/cron.daily/dovecotpwdbg
パーミッションを変更した.
# chmod 755 /etc/cron.daily/dovecotpwdbg
より頻繁にこのデータベースを更新するために cron を用いた.
#root で以下作業を行う.
# crontab -e
以下の一行を追加した
50 * * * * /etc/cron.daily/dovecotpwdbg
#パスワードファイル /etc/dovecot.cram-md5 は新しいものにどんどん書き換えられ
#るため, 一定時間でパスワードが消えることに注意(毎時50分)
== テスト
tako の外のホストから, imap 対応メーラー(例. Thunderbird)を用いて imap サーバを tako に指定して, tako 上の自分のアカウントあてに届いたメールを読んでみた.
#メーラの設定や.qmail の設定などは読み書きのするためのメールサーバでの準備を
#参照.
メーラの設定は以下の通り.
受信サーバ: IMAP
サーバのホスト名: tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
受信サーバのポート番号: 143
受信サーバのSSL: 接続の保護なし
認証方式: 暗号化されたパスワード認証
== ntpdate との関係
#dovecot は ntpdate 等で時刻を調節する際に,5 秒ほどずれているとサービスを停
#止してしまう. そのため,cron.daly でntpdate を実行させる場合にはdovecot が停
#止しても restart できるようにする.具体的には
/etc/cron.daily/ntpdate に以下の行を追加した.
service dovecot restart > /dev/null 2>&1
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