IT pass HikiWiki - [Memo2016][ITPASS]ezmlm のインストールと設定(マニュアル) Diff
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[((<ITPASSサーバ構築・運用ドキュメント>)) へ戻る]
= ezmlmのインストールと設定
サーバ上でメーリングリストを管理できるようにするため,
メーリングリスト管理ソフトとして ezmlm のインストール, 設定を行った行う.
== ezmlm のインストール
=== ezmlm のソースのダウンロードと展開
取得元や最新バージョンについては
((<ezmlm オリジナル|URL:http://cr.yp.to/ezmlm.html>)) を参照した参照する.
ここでは最新バージョンは 0.53 である.
# cd /usr/local/src
# wget http://cr.yp.to/software/ezmlm-0.53.tar.gz
# tar xfvz ezmlm-0.53.tar.gz
=== パッチの取得・適用とビルド
まず, 2.3.1 以降の glibc 上で動くため, というのと log.h を使用するよう, パッチを当てた当てる. パッチは ((<ezmlm パッチ|URL:../server/2014/ezmlm/ezmlm-glib-log.patch>)) から入手する. パッチは /usr/local/src 以下に置いた置く.
# wget http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/~itpass/server/2014/ezmlm/ezmlm-glib-log.patch
# cd ezmlm-0.53/
# patch < ../ezmlm-glib-log.patch
バイナリファイルのインストール先はこれまでのやり方にあわせ, /usr/local/ezmlm/bin 以下としたいので, conf-bin を以下のように書き換えた換える.
# vi conf-bin
/usr/local/ezmlm/bin
man のインストール先も以下のように変更した変更する.
# vi conf-man
/usr/local/ezmlm/man
これらのインストール先ディレクトリである /usr/local/ezmlm は先に作っておく必要があるので手動で作成した作成する.
# mkdir /usr/local/ezmlm
conf-qmail に記述されているディレクトリが ((<[ITPASS2015] qmail のインストールと設定#パッチの適用とコンパイル>)) で qmail がインストールされているディレクトリと一致していることを確認した確認する.
# cat conf-qmail
/var/qmail
# ls -F /var/qmail
alias/ bin/ boot/ control/ doc/ man/ queue/ rc* users/
確認した後, make でバイナリを, make man でマニュアルをビルドし,
make setup でインストールしたインストールする.
# make
# make man
# make setup
== ezmlm の実行ファイルへのパスの設定
インストールした ezmlm の実行ファイル群へパスを通した通す.
((<[ITPASS2015]パスの設定>)) の((* <一般ユーザ用コマンドのパス> *)) に ((*/usr/local/ezmlm/bin*)) を追加した追加する.
== ezmlm のマニュアルへのパスの設定
/etc/manpath.config に以下の行を追加した追加する. 詳しくは ((<[ITPASS2015]パスの設定>)) を参照のこと.
MANDATORY_MANPATH /usr/local/ezmlm/man
MANPATH_MAP /usr/local/ezmlm/bin /usr/local/ezmlm/man
MANDB_MAP /usr/local/ezmlm/man /usr/local/ezmlm/man
== ezmlm のテスト
メーリングリスト (ML) を作成した作成する.
#詳細は ezmlm-make の man (日本語訳) 参照.
chikuwaXX ユーザで, chikuwaXX-testlist というメーリングリストを作成した作成する.
$ mkdir ~chikuwaxXX/ezmlm-test
$ ezmlm-make ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist ~/.qmail-testlist chikuwaXX-testlist tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
このコマンドにより, ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist が作成される.
次に作成した ML に ML 主催者が手動で講読者を追加した追加する.
詳細は ezmlm-sub の man (日本語訳) 参照.
注意: 以降, アドレスの '_at_' は '@' に読み替えること.
$ ezmlm-sub ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist chikuwaXX_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
登録されているアドレスは,
$ ezmlm-list ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist
で一覧される. 詳細は ezmlm-list の man (日本語訳) を参照すること.
登録が終了した後 ML へ投稿し, 先程登録したアドレスへ届くか確かめた確かめる.
$ echo Subject:Ezmlm_Test | qmail-inject chikuwaXX-testlist_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
$ lv ~chikuwaXX/Mailbox
次に ML の自動処理コマンドを確かめた確かめる. 始めに投稿アーカイブから記事を取り出すコマンドを試し, 記事が送られてくるかを確認した確認する.
#itpass ドメインの MX が張られていない場合は /var/qmail/control/defaulthost をホスト名までいれたドメイン (フルドメイン) にする必要がある.
$ qmail-inject chikuwaXX-testlist-get.1_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp < /dev/null
次に ML 参加者による自動登録抹消を試した試す. Mailbox を確認し, ((*送られてきた確認メールの指示に従い*)), 空メールを返信して登録を抹消した抹消する.
#itpass ドメインの MX が張られていない場合 /var/qmail/control/defaulthost をホスト名までいれたドメイン (フルドメイン) にする必要がある.
$ qmail-inject chikuwaXX-testlist-unsubscribe_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp < /dev/null
登録を抹消できたかどうか確認するため, ML 登録アドレス一覧を確認した確認する.
$ ezmlm-list ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist
抹消できていることを確認した確認する.
== ezmlm-idx のインストール
ezmlm に idx パッチを当てることで, メッセージをまとめて読むのに便利なダイジェスト機能の利用や, Subject の加工ができるようになる.
=== ezmlm-idx のダウンロード
バージョン 0.40 の ezmlm-idx をダウンロードしたダウンロードする. 最新版として既に 7.2.2 まで出ているらしいが ( ((<URL:http://www.ezmlm.org/archive/>)), ((<URL:http://untroubled.org/ezmlm/>)) 参照 ). Web にインストールドキュメントがあまり出回っていないため, 0.40 を使う. ここで記述されている参照ページは存在しなかったため, ezmlm-idx-0.40.tar.gz をインターネットアーカイブから取得することにした取得する.
# cd /usr/local/src
# wget http://web.archive.org/web/20110527170329/http://www.ezmlm.org/archive/0.40/ezmlm-idx-0.40.tar.gz
=== ezmlm のソースコードへのパッチあて
以下の ezmlm-0.53 は ((<パッチの取得・適用とビルド|[ITPASS2015] ezmlm のインストールと設定#パッチの取得・適用とビルド>)) で使用されたディレクトリである.
#特に conf-bin や conf-man などが変更されているため, 既に ezmlm-0.53 を削除してしまっている場合は上記のビルド前の設定を行う.
# tar xfvz ezmlm-idx-0.40.tar.gz
# cp -r ezmlm-0.53 ezmlm-0.53-patched_by_idx
# mv ezmlm-idx-0.40/* ezmlm-0.53-patched_by_idx/
# rmdir ezmlm-idx-0.40
# cd ezmlm-0.53-patched_by_idx/
# patch < idx.patch
crontab のありかを調べる.
$ which crontab
/usr/bin/crontab
/usr/bin にあったので先に進んだ進む.
#違う場所にある場合は conf-cron にありかを書き込む.
#MySQL (解説は ((<URL:http://www.mysql.com/>)) を使うか否かを決定する. 使う場合にはこの段階でやるべき作業がある.ここでは使わないことにした.
続いて, 以下の作業を行った行う.
$ make clean
$ make
$ make man
$ make jp
最後の行は使用言語を選ぶものである. jp は日本語を意味する. これによっ
て自動管理要請に ezmlm が応えてユーザに送る文言 (詳細) が日本語になる.
=== インストール前の ezmlm-idx の動作テスト
一時的にユーザ eztest を作成し (テスト後すぐ削除する), ezmlm-idx のコ
マンドバイナリ群が実行できるか確かめる (ezmlm-test コマンド).
また, ezmlm-test を実行する前に ezmlm-idx のコマンドバイナリ群にパスが通っているかどうかを確認する.
# chmod 755 ezmlm-test
# adduser --uid 50000 eztest
# su eztest
$ ./ezmlm-test
testing ezmlm-idx: ezmlm-idx-0.40
Using FQDN host name: tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
ezmlm-make (1/2): OK
Using RDBMS support: No.
testing for qmail: >=1.02
ezmlm-reject: OK
ezmlm-[un|is]sub[n]: OK
ezmlm-send (1/2): OK
ezmlm-tstdig: OK
ezmlm-weed: OK
ezmlm-make (2/2): OK
ezmlm-clean (1/2): removed mod queue entry 3 that wasn't due
上記のように正常に実行されることが確認した後に, exitしたする.
$ exit
=== ezmlm-idx のリビルド
以下のコマンドを実行した実行する.
#MySQL を使わない場合は以下を実行する (使う場合には異なる作業が要る).
# make std
# make
以下を実行して ezmlm-idx のコマンドバイナリを /usr/local/ezmlm/bin 以
下にコピーしたコピーする.
# make setup
=== インストール後の ezmlm-idx の動作テスト
インストールされた ezmlm-test を実行し, /usr/local/ezmlm/bin/ 以下のコマンドバイナリ群にパスが通っているか確認した確認する.
# su eztest
$ source /etc/profile # bash の場合
$ echo $PATH
.... /usr/local/ezmlm/bin # <- ここにパスが通っていることを確認
$ cd /usr/local/src/ezmlm-0.53-patched_by_idx
$ ./ezmlm-test
testing ezmlm-idx: ezmlm-idx-0.40
Using FQDN host name: tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
ezmlm-make (1/2): OK
Using RDBMS support: No.
testing for qmail: >=1.02
ezmlm-reject: OK
ezmlm-[un|is]sub[n]: OK
ezmlm-send (1/2): OK
ezmlm-tstdig: OK
ezmlm-weed: OK
ezmlm-make (2/2): OK
ezmlm-clean (1/2): removed mod queue entry 3 that wasn't due
$ exit
# userdel -r eztest
== prefix.pl の設置
# mv /usr/local/src/ezmlm-0.53-patched_by_idx/prefix.pl /usr/local/lib/
を実行し, prefix.pl のパスを変更する.
メーリングリストに流れたメールの件名に番号を振るため,
((<prefix.pl|URL:../server/2012/ml_prefix/prefix.pl>)) を /usr/local/lib/prefix.pl に置いた.
root 所有のため, パーミッションは 755のままにしたのままにする.
以下を実行した実行する.
# wget http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/server/2014/ml_prefix/prefix.pl
# chown root:root /usr/local/lib/prefix.pl
ここで, そのようなファイルやディレクトリはありませんというエラーが表示されたため,
# mv /usr/local/src/ezmlm-0.53-patched_by_idx/prefix.pl /usr/local/lib/
を実行し, prefix.pl のパスを変更した.その結果正しくファイルの所有者を変更することができた.そして以下のコマンドでパーミッションの変更も実行できた.
# chmod 755 /usr/local/lib/prefix.pl
== ezmlm の自動送信メールのヘッダの設定修正
ezmlm-idx バージョン 0.40 による日本語化だけでは, 自動送信メールのヘッダの Content-type の charset が us-ascii に指定されてしまうため,
メーラーによっては日本語が文字化けして表示される.
これを解決するため, /usr/local/ezmlm/bin/ezmlmrc の末尾に
</charset/>
iso-2022-jp
を追加した追加する.
こうすることで, ezmlm-make コマンドで新しくメーリングリストが作成された際に, 自動送信メールのヘッダの文字コードが iso-2022-jp であると宣言するように設定される. これは ezmlm-idx によってインストールされた日本語版の自動送信メールのテンプレートと同じ文字コードである.
# cd /usr/local/ezmlm/bin
# cp ezmlmrc ezmlmrc.org
# echo \</charset/\> >> ezmlmrc
# echo iso-2022-jp >> ezmlmrc
== 自動送信メールの日本語化のテスト
先に ezmlm-test というディレクトリは作られているので, ここでは
$ mkdir ~chikuwaXX/ezmlm-test2
$ ezmlm-make ~chikuwaXX/ezmlm-test2/testlist2 ~/.qmail-testlist2 chikuwaXX-testlist2 tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
としたとする.
testlist2 ディレクトリ内に charset というファイルが作成されており,
iso-2022-jp
と記述されていることを確認した確認する.
$ ezmlm-sub ~chikuwaXX/ezmlm-test2/testlist2 chikuwaXX_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
適当なメーラーからchikuwaXX-testlist2-help_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp 宛にメールを送り, 日本語のヘルプメッセージが文字化けすることなく表示されることを確認した確認する.
== エラーメールの転送設定
登録されたメールアドレスが正しくない場合, 配信先のサーバからメーリングリスト宛てにエラーメールが返送される.
しかしデフォルトではメーリングリストにエラーメールが来た場合は破棄するよう設定されており, 運営が気づかないので良くない.
以下, エラーメールが管理者グループ (itpadmin) に届くよう設定した設定する.
先に作成したメーリングリストの,
/home/chikuwaXX/ezmlm-test/testlist/bouncer
を次のように変更した変更する.
((<[ITPASS2014] qmail のインストールと設定#システムのメールアドレスの転送先設定>))において, itpass サーバの管理者グループのアドレスが
itpadmin_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
なので,
vim /home/chikuwaXX/ezmlm-test/testlist/bouncer
&itpadmin_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
|/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-weed
|/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-return -D '/home/chikuwaXX/ezmlm-test/testlist'
と書き換えた換える. ただし, _at_ はアットマークである.
設定後, テストを行った行う. ezmlm-sub を用いて, chikuwaXX のメーリングリストに
$ ezmlm-sub ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist 1234567890_at_stu.kobe-u.ac.jp
のような実在しないアドレスを登録したうえで, 適当なメーラーから chikuwaXX-testlist_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp 宛てにメールを送り,
エラーメールが管理者にフォワードされていることを確認した確認する.
管理者グループを itpadmin に設定していたが, エラーメールが届くことの確認方法がわからなかったため, 管理者として chikuwa4 を設定しなおしエラーメールが届くことを確認した.
$ vim /home/chikuwa4/ezmlm-test/testlist/bouncer
&chikuwa4_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
確認した後に再び
vim /home/chikuwaXX/ezmlm-test/testlist/bouncer
&itpadmin_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
と書き換えた. 後日,再び確認したところエラーメールが届くことが確認された.
== 参考文献
* ((<[ITPASS2015] ezmlm のインストールと設定>))
[((<ITPASSサーバ構築・運用ドキュメント>)) へ戻る]
[((<ITPASSサーバ構築・運用ドキュメント>)) へ戻る]
= ezmlmのインストールと設定
サーバ上でメーリングリストを管理できるようにするため,
メーリングリスト管理ソフトとして ezmlm のインストール, 設定を
== ezmlm のインストール
=== ezmlm のソースのダウンロードと展開
取得元や最新バージョンについては
((<ezmlm オリジナル|URL:http://cr.yp.to/ezmlm.html>)) を
ここでは最新バージョンは 0.53 である.
# cd /usr/local/src
# wget http://cr.yp.to/software/ezmlm-0.53.tar.gz
# tar xfvz ezmlm-0.53.tar.gz
=== パッチの取得・適用とビルド
まず, 2.3.1 以降の glibc 上で動くため, というのと log.h を使用するよう, パッチを
# wget http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/~itpass/server/2014/ezmlm/ezmlm-glib-log.patch
# cd ezmlm-0.53/
# patch < ../ezmlm-glib-log.patch
バイナリファイルのインストール先はこれまでのやり方にあわせ, /usr/local/ezmlm/bin 以下としたいので, conf-bin を以下のように書き
# vi conf-bin
/usr/local/ezmlm/bin
man のインストール先も以下のように
# vi conf-man
/usr/local/ezmlm/man
これらのインストール先ディレクトリである /usr/local/ezmlm は先に作っておく必要があるので手動で
# mkdir /usr/local/ezmlm
conf-qmail に記述されているディレクトリが ((<[ITPASS2015] qmail のインストールと設定#パッチの適用とコンパイル>)) で qmail がインストールされているディレクトリと一致していることを
# cat conf-qmail
/var/qmail
# ls -F /var/qmail
alias/ bin/ boot/ control/ doc/ man/ queue/ rc* users/
確認した後, make でバイナリを, make man でマニュアルをビルドし,
make setup で
# make
# make man
# make setup
== ezmlm の実行ファイルへのパスの設定
インストールした ezmlm の実行ファイル群へパスを
((<[ITPASS2015]パスの設定>)) の((* <一般ユーザ用コマンドのパス> *)) に ((*/usr/local/ezmlm/bin*)) を
== ezmlm のマニュアルへのパスの設定
/etc/manpath.config に以下の行を
MANDATORY_MANPATH /usr/local/ezmlm/man
MANPATH_MAP /usr/local/ezmlm/bin /usr/local/ezmlm/man
MANDB_MAP /usr/local/ezmlm/man /usr/local/ezmlm/man
== ezmlm のテスト
メーリングリスト (ML) を
#詳細は ezmlm-make の man (日本語訳) 参照.
chikuwaXX ユーザで, chikuwaXX-testlist というメーリングリストを
$ mkdir ~chikuwaxXX/ezmlm-test
$ ezmlm-make ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist ~/.qmail-testlist chikuwaXX-testlist tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
このコマンドにより, ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist が作成される.
次に作成した ML に ML 主催者が手動で講読者を
詳細は ezmlm-sub の man (日本語訳) 参照.
注意: 以降, アドレスの '_at_' は '@' に読み替えること.
$ ezmlm-sub ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist chikuwaXX_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
登録されているアドレスは,
$ ezmlm-list ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist
で一覧される. 詳細は ezmlm-list の man (日本語訳) を参照すること.
登録が終了した後 ML へ投稿し, 先程登録したアドレスへ届くか
$ echo Subject:Ezmlm_Test | qmail-inject chikuwaXX-testlist_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
$ lv ~chikuwaXX/Mailbox
次に ML の自動処理コマンドを
#itpass ドメインの MX が張られていない場合は /var/qmail/control/defaulthost をホスト名までいれたドメイン (フルドメイン) にする必要がある.
$ qmail-inject chikuwaXX-testlist-get.1_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp < /dev/null
次に ML 参加者による自動登録抹消を
#itpass ドメインの MX が張られていない場合 /var/qmail/control/defaulthost をホスト名までいれたドメイン (フルドメイン) にする必要がある.
$ qmail-inject chikuwaXX-testlist-unsubscribe_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp < /dev/null
登録を抹消できたかどうか確認するため, ML 登録アドレス一覧を
$ ezmlm-list ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist
抹消できていることを
== ezmlm-idx のインストール
ezmlm に idx パッチを当てることで, メッセージをまとめて読むのに便利なダイジェスト機能の利用や, Subject の加工ができるようになる.
=== ezmlm-idx のダウンロード
バージョン 0.40 の ezmlm-idx を
# cd /usr/local/src
# wget http://web.archive.org/web/20110527170329/http://www.ezmlm.org/archive/0.40/ezmlm-idx-0.40.tar.gz
=== ezmlm のソースコードへのパッチあて
以下の ezmlm-0.53 は ((<パッチの取得・適用とビルド|[ITPASS2015] ezmlm のインストールと設定#パッチの取得・適用とビルド>)) で使用されたディレクトリである.
#特に conf-bin や conf-man などが変更されているため, 既に ezmlm-0.53 を削除してしまっている場合は上記のビルド前の設定を行う.
# tar xfvz ezmlm-idx-0.40.tar.gz
# cp -r ezmlm-0.53 ezmlm-0.53-patched_by_idx
# mv ezmlm-idx-0.40/* ezmlm-0.53-patched_by_idx/
# rmdir ezmlm-idx-0.40
# cd ezmlm-0.53-patched_by_idx/
# patch < idx.patch
crontab のありかを調べる.
$ which crontab
/usr/bin/crontab
/usr/bin にあったので先に
#MySQL (解説は ((<URL:http://www.mysql.com/>)) を使うか否かを決定する. 使う場合にはこの段階でやるべき作業がある.ここでは使わないことにした.
続いて, 以下の作業を
$ make clean
$ make
$ make man
$ make jp
最後の行は使用言語を選ぶものである. jp は日本語を意味する. これによっ
て自動管理要請に ezmlm が応えてユーザに送る文言 (詳細) が日本語になる.
=== インストール前の ezmlm-idx の動作テスト
一時的にユーザ eztest を作成し (テスト後すぐ削除する), ezmlm-idx のコ
マンドバイナリ群が実行できるか確かめる (ezmlm-test コマンド).
また, ezmlm-test を実行する前に ezmlm-idx のコマンドバイナリ群にパスが通っているかどうかを確認する.
# chmod 755 ezmlm-test
# adduser --uid 50000 eztest
# su eztest
$ ./ezmlm-test
testing ezmlm-idx: ezmlm-idx-0.40
Using FQDN host name: tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
ezmlm-make (1/2): OK
Using RDBMS support: No.
testing for qmail: >=1.02
ezmlm-reject: OK
ezmlm-[un|is]sub[n]: OK
ezmlm-send (1/2): OK
ezmlm-tstdig: OK
ezmlm-weed: OK
ezmlm-make (2/2): OK
ezmlm-clean (1/2): removed mod queue entry 3 that wasn't due
上記のように正常に実行されることが確認した後に, exit
$ exit
=== ezmlm-idx のリビルド
以下のコマンドを
#MySQL を使わない場合は以下を実行する (使う場合には異なる作業が要る).
# make std
# make
以下を実行して ezmlm-idx のコマンドバイナリを /usr/local/ezmlm/bin 以
下に
# make setup
=== インストール後の ezmlm-idx の動作テスト
インストールされた ezmlm-test を実行し, /usr/local/ezmlm/bin/ 以下のコマンドバイナリ群にパスが通っているか
# su eztest
$ source /etc/profile # bash の場合
$ echo $PATH
.... /usr/local/ezmlm/bin # <- ここにパスが通っていることを確認
$ cd /usr/local/src/ezmlm-0.53-patched_by_idx
$ ./ezmlm-test
testing ezmlm-idx: ezmlm-idx-0.40
Using FQDN host name: tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
ezmlm-make (1/2): OK
Using RDBMS support: No.
testing for qmail: >=1.02
ezmlm-reject: OK
ezmlm-[un|is]sub[n]: OK
ezmlm-send (1/2): OK
ezmlm-tstdig: OK
ezmlm-weed: OK
ezmlm-make (2/2): OK
ezmlm-clean (1/2): removed mod queue entry 3 that wasn't due
$ exit
# userdel -r eztest
== prefix.pl の設置
# mv /usr/local/src/ezmlm-0.53-patched_by_idx/prefix.pl /usr/local/lib/
を実行し, prefix.pl のパスを変更する.
メーリングリストに流れたメールの件名に番号を振るため,
((<prefix.pl|URL:../server/2012/ml_prefix/prefix.pl>)) を /usr/local/lib/prefix.pl に置いた.
root 所有のため, パーミッションは 755
以下を
# wget http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/server/2014/ml_prefix/prefix.pl
# chown root:root /usr/local/lib/prefix.pl
# mv /usr/local/src/ezmlm-0.53-patched_by_idx/prefix.pl /usr/local/lib/
を実行し, prefix.pl のパスを変更した.その結果正しくファイルの所有者を変更することができた.そして以下のコマンドでパーミッションの変更も実行できた.
# chmod 755 /usr/local/lib/prefix.pl
ezmlm-idx バージョン 0.40 による日本語化だけでは, 自動送信メールのヘッダの Content-type の charset が us-ascii に指定されてしまうため,
メーラーによっては日本語が文字化けして表示される.
これを解決するため, /usr/local/ezmlm/bin/ezmlmrc の末尾に
</charset/>
iso-2022-jp
を
こうすることで, ezmlm-make コマンドで新しくメーリングリストが作成された際に, 自動送信メールのヘッダの文字コードが iso-2022-jp であると宣言するように設定される. これは ezmlm-idx によってインストールされた日本語版の自動送信メールのテンプレートと同じ文字コードである.
# cd /usr/local/ezmlm/bin
# cp ezmlmrc ezmlmrc.org
# echo \</charset/\> >> ezmlmrc
# echo iso-2022-jp >> ezmlmrc
== 自動送信メールの日本語化のテスト
先に ezmlm-test というディレクトリは作られているので, ここでは
$ mkdir ~chikuwaXX/ezmlm-test2
$ ezmlm-make ~chikuwaXX/ezmlm-test2/testlist2 ~/.qmail-testlist2 chikuwaXX-testlist2 tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
testlist2 ディレクトリ内に charset というファイルが作成されており,
iso-2022-jp
と記述されていることを
$ ezmlm-sub ~chikuwaXX/ezmlm-test2/testlist2 chikuwaXX_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
適当なメーラーからchikuwaXX-testlist2-help_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp 宛にメールを送り, 日本語のヘルプメッセージが文字化けすることなく表示されることを
== エラーメールの転送設定
登録されたメールアドレスが正しくない場合, 配信先のサーバからメーリングリスト宛てにエラーメールが返送される.
しかしデフォルトではメーリングリストにエラーメールが来た場合は破棄するよう設定されており, 運営が気づかないので良くない.
以下, エラーメールが管理者グループ (itpadmin) に届くよう
先に作成したメーリングリストの,
/home/chikuwaXX/ezmlm-test/testlist/bouncer
を次のように
((<[ITPASS2014] qmail のインストールと設定#システムのメールアドレスの転送先設定>))において, itpass サーバの管理者グループのアドレスが
itpadmin_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
なので,
vim /home/chikuwaXX/ezmlm-test/testlist/bouncer
&itpadmin_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
|/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-weed
|/usr/local/ezmlm/bin/ezmlm-return -D '/home/chikuwaXX/ezmlm-test/testlist'
と書き
設定後, テストを
$ ezmlm-sub ~chikuwaXX/ezmlm-test/testlist 1234567890_at_stu.kobe-u.ac.jp
のような実在しないアドレスを登録したうえで, 適当なメーラーから chikuwaXX-testlist_at_tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp 宛てにメールを送り,
エラーメールが管理者にフォワードされていることを
管理者グループを itpadmin に設定していたが, エラーメールが届くことの確認方法がわからなかったため, 管理者として chikuwa4 を設定しなおしエラーメールが届くことを確認した.
$ vim /home/chikuwa4/ezmlm-test/testlist/bouncer
&chikuwa4_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
確認した後に再び
vim /home/chikuwaXX/ezmlm-test/testlist/bouncer
&itpadmin_at_itpass.scitec.kobe-u.ac.jp
== 参考文献
* ((<[ITPASS2015] ezmlm のインストールと設定>))
[((<ITPASSサーバ構築・運用ドキュメント>)) へ戻る]