IT pass HikiWiki - [Memo2012][ITPASS]サーバ交換作業1週間後に行う作業 Diff

  • Added parts are displayed like this.
  • Deleted parts are displayed like this.

{{toc_here}}

[((<ITPASSサーバ構築・運用ドキュメント>)) へ戻る]

サーバ交換作業1週間後に行う作業を坂廼邊, 佐藤, 柏本が行った.

= 本サーバから予備サーバへのバックアップ設定

== 準備

以降では, 運用中の ITPASS サーバのホスト名を ((*itpass*)),
予備サーバを ((*itpassbk*)) と称する. 実際には, 使用するホストの名称に置き換えて作業を行う.

まず, itpass, itpassbk ともに
SSH デーモンが立ち上がっていることを確認した.


== itpass 側での公開鍵作成

バックアップのための公開鍵を作成した.

  itpass$ sudo -s -H
  itpass# cd /root
  itpass# ssh-keygen -t dsa

  (鍵の置き場はデフォルトの /root/.ssh/id_dsa とした)
  (パスフレーズは空にした)

== itpassbk 側の鍵の設置

itpass で作成した公開鍵 itpass:/root/.ssh/id_dsa.pub を
itpassbk:/root/.ssh/authorized_keys (無かったので新たに作成した) の最後尾に追記した.
ここで itpass から直接追記しようとすると,
itpassbk 側の root パスワードが必要になるので,
一旦 itpassbk の自分のディレクトリに鍵を置いた後,
itpassbk で root となり authorized_key に追記する.

しかし, このままでは itpass で root を取られると
itpassbk もそのまま乗っ取られることが考えられるため,
公開鍵認証の際にはバックアップ以外の動作をできないよう,
また itpass 以外からのアクセスを受け付けないよう制限をかける.
そのために, 上記で設置した authorized_keys 内の
itpassbk の公開鍵の行の冒頭に以下を加えた.
なお, 見やすさのため改行してあるが, 一行で書くこと.
またカンマの前後に空白は開けないこと.
そして, 最後の "no-agent-forwarding" と公開鍵の冒頭に書いてある
"ssh-dss" または "ssh-rsa" の間には空白を一文字入れること.

  command="rsync --server -vvlogDtpre.iLsf --delete . /home/",no-pty,
  from="ika-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp",no-port-forwarding,
  no-X11-forwarding,no-agent-forwarding

これをauthorized_keys 内のitpassbk の公開鍵の行の冒頭に加えた.
  
== itpassbk 側の通信許可

最近の OpenSSH では, デフォルトでは root のログインを許可しないため,
設定を変更する. /etc/ssh/sshd_config の

  PermitRootLogin no

という部分を

  PermitRootLogin forced-commands-only

に変更したのち,

  itpassbk# /etc/init.d/ssh restart

として設定を反映させた. これにより, ((<#itpassbk 側の鍵の設置|URL:#itpassbk 側の鍵の設置>))
で指定したコマンドでのみログインを許可することとなる.

== itpass 側でのデータ転送用スクリプトの設置

=== バックアップスクリプトを置くディレクトリの確認

オリジナルの cron 用スクリプトは /etc/cron.local/daily に置く.
確認した.
((*もしこのディレクトリがなければ
((<[ITPASS2011a]システムログメールの設定>))
が行われていない可能性があるので
システムログメールの作業担当者に連絡すること*)).

=== バックアップ用スクリプトの用意

rsync_itpassbk.sh をダウンロードした.
これを /etc/cron.local/daily/230_rsync_itpassbk に設置する.

  # wget
http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/~itpass/server/2011/system_backup/rsync_itpassbk.sh


  # mv rsync_itpassbk.sh /etc/cron.local/daily/230_rsync_itpassbk

/etc/cron.local/daily/230_rsync_itpassbk に実行権限を設定する.

  # chmod 755 /etc/cron.local/daily/230_rsync_itpassbk


==== バックアップスクリプトの書き換え

# vim /etc/cron.local/daily/230_rsync_itpassbk

  +BKSUBDIRS="aoelab cps epalab itpass gate"
のcps の部分を消した.


== hiki データバックアップスクリプトの設置

((<rsync_itpassbk.sh|URL:../server/2011/system_backup/rsync_localbk_hiki.sh>))
を /etc/cron.local/weekly/210_rsync_localbk_hiki に設置した.


  # wget
http://itpass.scitec.kobe-u.ac.jp/~itpass/server/2011/system_backup/rsync_localbk_hiki.sh

  # mv rsync_localbk_hiki.sh /etc/cron.local/weekly/210_rsync_localbk_hiki

/etc/cron.local/weekly/210_rsync_localbk_hiki に実行権限を設定する.

  # chmod 755 /etc/cron.local/weekly/210_rsync_localbk_hiki

== crontab の編集

/etc/crontab を編集した. 以下の 2 行があることを確認した.

  25 6    * * *   root    cd / && run-parts --report /etc/cron.local/daily
  47 6    * * 7   root    cd / && run-parts --report /etc/cron.local/weekly



== バックアップログファイルの作成

ログファイルのためのディレクトリとファイルを作成.


  # mkdir /var/log/rsync-log
  # touch /var/log/rsync-log/itpassbk.log
  # touch /var/log/rsync-log/localbk_hiki.log

== バックアップログファイルの logrotate の設定

/etc/logrotate.d/ 以下に rsync_itpassbk という設定ファイルを作成した.

  # vi /etc/logrotate.d/rsync_itpassbk

以下の内容を書き込んだ.

  /var/log/rsync-log/itpassbk.log {
      weekly
      create 0644 root root
      rotate 12
  }

/etc/logrotate.d/ 以下に rsync_localbk_hiki という設定ファイルを作成した.

  # vi /etc/logrotate.d/rsync_localbk_hiki

以下の内容を書き込んだ.

  /var/log/rsync-log/localbk_hiki.log {
      monthly
      create 0644 root root
      rotate 12
  }

== itpassbk のローカルバックアップの停止

220_rsync_localbk_root, 225_rsync_localbk_home の実行権限を外した.

  # cd /etc/cron.local/daily/
  # chmod a-x 220_rsync_localbk_root 225_rsync_localbk_home

= 不要なファイルの削除

~itpass/public_html/ の test という名前のディレクトリを削除した.


= 再構築作業用 chikuwa* ユーザの削除

   userdel -r [アカウント名]

  で, chikuwa1, 2, 3, 9 を削除した.
  * visudo から chikuwa1, 2, 3, 9 を削除した.

[((<ITPASSサーバ構築・運用ドキュメント>)) へ戻る]