IT pass HikiWiki - [ITPASS2024]パスの設定 Diff
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= 概要
環境変数 PATH や man に関する環境変数 (MANDATORY_MANPATH, MANPATH_MAP, MANDB_MAP) に関して, システム側でデフォルト値を設定する方法について記す.
((*注意: このページは各プログラムの設定の中で, パスを設定する必要があるときに参照すること.*))
環境変数 PATH は, 使用するシェル毎に異なった設定ファイルから読み込まれる.
なお, ITPASS サーバでは管理者アカウントを利用する際に, sudo を用いることを前提としているため, 多少冗長に設定を行っている部分がある.
= 各シェルの設定
以下に従い, <一般ユーザ用コマンドのパス>, <システム管理用コマンドのパス> の部分に PATH に追加したいパスを書き加えること.
== sh, bash
再構築中にパスを今後追加する場合に備えて, 下の記述を確認する.
パスを追加する際には, /etc/bash.bashrc の((*冒頭*))に以下の記述を追記する.
# add PATH for local installed softwares
PATH="${PATH}:<一般ユーザ用コマンドのパス>"
# add PATH for local installed softwares (for root)
if [ "`id -u`" -eq 0 ]; then
PATH="${PATH}:<システム管理用コマンドのパス>"
fi
export PATH
== csh,tcsh
csh が入っていないことがあるのでインストールしておく.
# apt install csh tcsh
再構築中にパスを今後追加する場合に備えて, 下の記述を確認する.
パスを追加する際には, /etc/csh.cshrc の((*冒頭*))に以下の記述を追記する.
(もしこのファイルが無ければ作成する.)
# add PATH for local installed softwares
set path = ($path /usr/local/bin /usr/bin /bin <一般ユーザ用コマンドのパス>)
# add PATH for local installed softwares (for root)
if ( "`id -u`" == 0 ) then
set path = ($path /usr/local/sbin /usr/sbin /sbin <システム管理用コマンドのパス>)
endif
== zsh
zsh が入っていないことがあるのでインストールしておく.
# apt install zsh
再構築中にパスを今後追加する場合に備えて, 下の記述を確認する.
パスを追加する際には, /etc/zsh/zshenv の末尾に以下のように追記する.
(デフォルトでこのファイルが無ければ作成する.)
# add PATH for local installed softwares
export PATH="$PATH:<一般ユーザ用コマンドのパス>"
# add PATH for local installed softwares (for root)
if [ "`id -u`" -eq 0 ]; then
export PATH="$PATH:<システム管理用コマンドのパス>"
fi
# delete duplicated path setting
typeset -U path
== man 関連のパスの設定
再構築中にパスを今後追加する場合に備えて, 下の記述を確認する.
man に関連するパスの設定は /etc/manpath.config にて行う. 設定する環境変数としては,
* MANDATORY_MANPATH
* MANPATH_MAP
* MANDB_MAP
があり, 以下のように設定値を記述する (manpath.config ファイルの冒頭部参照).
MANDATORY_MANPATH manpath_element
MANPATH_MAP path_element manpath_element
MANDB_MAP global_manpath [relative_catpath]
例えば, Apache2 に関する man 形式のマニュアルが以下のように配置されて
いたとする.
$ tree /usr/local/apache2/man/
/usr/local/apache2/man/
|-- man1/
| |-- dbmmanage.1
| |-- htdbm.1
| |-- htdigest.1
| `-- htpasswd.1
`-- man8/
|-- ab.8
|-- apachectl.8
|-- apxs.8
|-- htcacheclean.8
|-- httpd.8
|-- logresolve.8
|-- rotatelogs.8
`-- suexec.8
この場合, それぞれの環境変数に関して, 以下のような記述を /etc/manpath.config に記述すると良い.
MANDATORY_MANPATH /usr/local/apache2/man
MANPATH_MAP /usr/local/apache2/bin /usr/local/apache2/man
MANDB_MAP /usr/local/apache2/man /usr/local/apache2/man
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= 概要
環境変数 PATH や man に関する環境変数 (MANDATORY_MANPATH, MANPATH_MAP, MANDB_MAP) に関して, システム側でデフォルト値を設定する方法について記す.
((*注意: このページは各プログラムの設定の中で, パスを設定する必要があるときに参照すること.*))
環境変数 PATH は, 使用するシェル毎に異なった設定ファイルから読み込まれる.
なお, ITPASS サーバでは管理者アカウントを利用する際に, sudo を用いることを前提としているため, 多少冗長に設定を行っている部分がある.
= 各シェルの設定
以下に従い, <一般ユーザ用コマンドのパス>, <システム管理用コマンドのパス> の部分に PATH に追加したいパスを書き加えること.
== sh, bash
再構築中にパスを今後追加する場合に備えて, 下の記述を確認する.
パスを追加する際には, /etc/bash.bashrc の((*冒頭*))に以下の記述を追記する.
# add PATH for local installed softwares
PATH="${PATH}:<一般ユーザ用コマンドのパス>"
# add PATH for local installed softwares (for root)
if [ "`id -u`" -eq 0 ]; then
PATH="${PATH}:<システム管理用コマンドのパス>"
fi
export PATH
== csh,tcsh
csh が入っていないことがあるのでインストールしておく.
# apt install csh tcsh
再構築中にパスを今後追加する場合に備えて, 下の記述を確認する.
パスを追加する際には, /etc/csh.cshrc の((*冒頭*))に以下の記述を追記する.
(もしこのファイルが無ければ作成する.)
# add PATH for local installed softwares
set path = ($path /usr/local/bin /usr/bin /bin <一般ユーザ用コマンドのパス>)
# add PATH for local installed softwares (for root)
if ( "`id -u`" == 0 ) then
set path = ($path /usr/local/sbin /usr/sbin /sbin <システム管理用コマンドのパス>)
endif
== zsh
zsh が入っていないことがあるのでインストールしておく.
# apt install zsh
再構築中にパスを今後追加する場合に備えて, 下の記述を確認する.
パスを追加する際には, /etc/zsh/zshenv の末尾に以下のように追記する.
(デフォルトでこのファイルが無ければ作成する.)
# add PATH for local installed softwares
export PATH="$PATH:<一般ユーザ用コマンドのパス>"
# add PATH for local installed softwares (for root)
if [ "`id -u`" -eq 0 ]; then
export PATH="$PATH:<システム管理用コマンドのパス>"
fi
# delete duplicated path setting
typeset -U path
== man 関連のパスの設定
再構築中にパスを今後追加する場合に備えて, 下の記述を確認する.
man に関連するパスの設定は /etc/manpath.config にて行う. 設定する環境変数としては,
* MANDATORY_MANPATH
* MANPATH_MAP
* MANDB_MAP
があり, 以下のように設定値を記述する (manpath.config ファイルの冒頭部参照).
MANDATORY_MANPATH manpath_element
MANPATH_MAP path_element manpath_element
MANDB_MAP global_manpath [relative_catpath]
例えば, Apache2 に関する man 形式のマニュアルが以下のように配置されて
いたとする.
$ tree /usr/local/apache2/man/
/usr/local/apache2/man/
|-- man1/
| |-- dbmmanage.1
| |-- htdbm.1
| |-- htdigest.1
| `-- htpasswd.1
`-- man8/
|-- ab.8
|-- apachectl.8
|-- apxs.8
|-- htcacheclean.8
|-- httpd.8
|-- logresolve.8
|-- rotatelogs.8
`-- suexec.8
この場合, それぞれの環境変数に関して, 以下のような記述を /etc/manpath.config に記述すると良い.
MANDATORY_MANPATH /usr/local/apache2/man
MANPATH_MAP /usr/local/apache2/bin /usr/local/apache2/man
MANDB_MAP /usr/local/apache2/man /usr/local/apache2/man
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