IT pass HikiWiki - [ITPASS2018]OSのインストール Diff
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= 概要
Debian の最新版を tako-itpass にインストールする.
#2018 年サーバ再構築時には Debian GNU/Linux 9.5.0(Stretch) が最新版であったが,
#インストールディスクは, 「Debian GNU/Linux 9.4.0 インストール用 DVD (debian-9.4.0-amd64-netinst.iso)」を使用した.
= シャットダウン
この作業を行う前に, itpadmin グループに入れてもらうように, グループの保証人にお願いしておくこと.
この時点で管理者権限がなければ, 管理者権限を持っている人に, サーバをシャットダウンしてもらう.
シャットダウンする.
# shutdown -h now
= インストールディスクの起動
電源を入れ, インストールディスクを挿入する.
"Installer boot menu" では,
Graphical Install
を選択する.
= 言語環境の設定
続く選択は, 下の表に基づいて選択する.
# RT
delimiter = %
設定項目% 選択する項目
Select language% Japanese
場所% 日本
キーボード配置% 日本語
= ネットワークの設定
#2018 年度サーバ再構築時には, ネットワークインターフェイスを操作するために非フリーのファームウェアファイル (rtl_nic/rtl8168d-2.fw) が必要であると言われた.
#リムーバブルメディアが見つからないファームウェアをロードしますか? と問われたので
# いいえ
#を選択した.
== ネットワークインターフェイス
使用するネットワークインターフェイスは
enp10s2: Intel Corporation 82541PI Gigabit Ethernet Controller
を選択する.
#なお, Debian stretch から, ネットワークインターフェイスの名称が大きく変わったようである.
その後, 自動で DHCP によるネットワーク設定が始まるが,
ITPASS のネットワークは DHCP を提供していないので, 失敗する.
#(注意: 神戸大学の全学ネットワークは, 2018 年春に大きく変更される (KHAN2017 に移行する). そのため, 2018 年のサーバ再構築時にどのようなネットワーク環境になっているかはわからない. ここに記述されているのとは異なる状況になる可能性がある.)
#上のようなコメントがあるが, 2018 年度サーバ再構築時には DHCP による自動設定に失敗した.
== その後のネットワークの設定
続く選択は, 下の表に基づいて選択する.
# RT
delimiter = %
設定項目% 選択する項目% 備考
ネットワークの設定方法% ネットワークを手動で設定%
IP アドレス% 133.30.109.21% サーバの筐体に貼られているテプラに書かれた IP アドレスを確認すること
ネットマスク% 255.255.255.0%
ゲートウェイ% 133.30.109.254%
ネームサーバアドレス% 133.30.14.2 133.30.14.3 133.30.8.2%
ホスト名% tako-itpass% サーバの筐体に貼られているテプラに書かれたホスト名を確認すること
ドメイン名% scitec.kobe-u.ac.jp%
= ユーザーとパスワードのセットアップ
== root パスワードの設定
root のパスワードは, 適切なパスワードを入力する.
root パスワードの管理者は OS をインストールしている者とする.
テプラを作り直すときには root パスワード管理者を先頭にすること.
#* 2018 年度 tako: 藤林 (サーバ移行後, 新 ika)
#* 2017 年度 ika: 高橋 (サーバ移行後, 新 tako)
== ユーザーアカウントの設定
あとで消去することを前提に, "test" というアカウント名のテストユーザーを作成する.
新しいユーザーの本名 "test"
アカウントのユーザー名 "test"
パスワードは適切なもの (クラックされない程度の強度のもの)
なお, テストユーザーは作業用アカウント作成時に消去する予定である.
なぜならば, この段階ではユーザー ID を指定してユーザーアカウントを作成できないため, ((<gate-toroku-system|ITPASSサーバ構築・運用ドキュメント#gate-toroku-system>)) で管理しているユーザー ID と衝突して不具合が出る恐れがあるからである.
複数のユーザーが全員 root パスワードを知っている状態は
セキュリティ的に問題があると考え,
後から構築作業用のアカウント
chikuwaX (ユーザー ID: 4000X) を作成する.
OS のインストールが完了した後に行うこと.
= パーティショニング設定
== パーティショニングの方法
ディスクのパーティショニングで
手動
を選択する.
まず, 以前に設定されていたパーティションを削除する.
その後
SCSI7 (0,1,0) (sda) - 2.0 TB ATA Hitachi HDS72302
を選択する.
新しい空のパーティションテーブルを作成するか問われるので,
はい
を選択する.
もう一つの HDD
SCSI8 (0,1,0) (sdb) - 1.0 TB ATA Hitachi HDT72101
についても同様の操作を行う.
== パーティションニングするディスクの選択
以下のように表示され, パーティショニングするディスクを問われる.
SCSI7 (0,1,0) (sda) - 2.0 TB ATA Hitachi HDS72302
基/論 2.0 TB 空き領域
SCSI8 (0,1,0) (sdb) - 1.0 TB ATA Hitachi HDT72101
基/論 1.0 TB 空き領域
「空き領域」の行を選択する.
== ディスクのパーティショニング
二つのディスクに対し, 下の手順で手動でパーティションを切る.
* / (ルート) パーティションの作成
* 「新しいパーティションの作成」を選択する.
* 新しいパーティションのサイズ
* 下記を確認したうえで「200 GB」と入力する.
* kernel panic によってメモリとスワップの内容が
ルートパーティションに出力されても溢れないよう,
システム, メモリ, スワップのサイズより十分大きくする.
* 新しいパーティションのタイプ
* 「基本パーティション」を選択する.
* 新しいパーティションの場所
* 「先頭」を選択する.
* パーティション設定
* 以下の点を変更する.
* マウントポイント: / (ただし, 2 つめのディスクは「マウントしない」とする)
* 起動フラグ: オン (ただし, 2 つめのディスクは「オフ」とする)
* 「戻る」を選択する.
以下, 同様に, 下のようにパーティションを切る.
* スワップパーティションの作成
* サイズ: 「32 GB」
* メモリが 16 GB のため, スワップはその倍のサイズとする.
* タイプ: 論理
* 場所: 先頭
* 設定
* 利用方法: 「スワップ領域」
* 「戻る」
* /home パーティションの作成
* サイズ: 「1.8 TB」 (残り全部)
* タイプ: 論理
* 設定
* マウントポイント: /home (ただし, 2 つめのディスクは「マウントしない」とする)
2018 年のサーバ再構築では, 最終的に下の状態となった.
SCSI7 (0,1,0) (sda) - 2.0 TB ATA Hitachi HDS72302
1. 基本 200.0 GB B F ext4 /
5. 論理 32.0 GB F スワップ スワップ
6. 論理 1.8 TB F ext4 /home
SCSI8 (0,1,0) (sdb) - 1.0 TB ATA Hitachi HDT72101
1. 基本 200.0 GB F ext4 (なし)
5. 論理 32.0 GB F スワップ スワップ
6. 論理 768.2 GB F ext4 (なし)
パーティションの設定が終了後に,
パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み
を選択する.
なお, 2018 年のサーバ再構築では,
2 つ目のディスクに関して,
「マウントされないがかまわないか」
といった注意のメッセージが表示されたが, そのまま続行した.
== ディスクへの変更の書き込み
ディスクに変更を書き込むの問いには,
はい
を選択する.
パーティション設定とフォーマットが行われるのでしばらく待つ.
= ベースシステムのインストール
ベースシステムのインストールをしばらく待つ.
= パッケージマネージャーの設定
続く選択は, 下の表に基づいて選択する.
# RT
delimiter = %
設定項目% 選択する項目
別の CD/DVD の検査% いいえ
Debian アーカイブミラーの国% 日本
Debian アーカイブミラー% ftp.jp.debian.org
== HTTP プロキシの情報
使用する HTTP プロシキを問われるが, 使用しないので入力欄は空のままとし,
続ける
を選択する.
= Debian パッケージ利用調査
Debian パッケージ利用調査への参加については,
はい
を選択する.
= ソフトウェアの選択
インストールするソフトウェアとしては,
* Debian デスクトップ環境
* 標準システムユーティリティ
を選択し,
続ける
を選択する.
= ハードディスクへの GRUB ブートローダーのインストール
マスターブートレコードへの GRUB ブートローダのインストールについては,
はい
を選択し, 続けて,
/dev/sda (ata-Hitachi_HDS723020BLA642_MN1220F302KVKD)
を選択する.
(上の記号・番号は 2018 年度のものである. 詳細な記号・番号は異なることに注意.)
= インストール完了
インストールが完了した後, CD を取り出し
続ける
を選択すると自動的に再起動し, OS のインストールは終了である.
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= 概要
Debian の最新版を tako-itpass にインストールする.
#2018 年サーバ再構築時には Debian GNU/Linux 9.5.0(Stretch) が最新版であったが,
#インストールディスクは, 「Debian GNU/Linux 9.4.0 インストール用 DVD (debian-9.4.0-amd64-netinst.iso)」を使用した.
= シャットダウン
この作業を行う前に, itpadmin グループに入れてもらうように, グループの保証人にお願いしておくこと.
この時点で管理者権限がなければ, 管理者権限を持っている人に, サーバをシャットダウンしてもらう.
シャットダウンする.
# shutdown -h now
= インストールディスクの起動
電源を入れ, インストールディスクを挿入する.
"Installer boot menu" では,
Graphical Install
を選択する.
= 言語環境の設定
続く選択は, 下の表に基づいて選択する.
# RT
delimiter = %
設定項目% 選択する項目
Select language% Japanese
場所% 日本
キーボード配置% 日本語
= ネットワークの設定
#2018 年度サーバ再構築時には, ネットワークインターフェイスを操作するために非フリーのファームウェアファイル (rtl_nic/rtl8168d-2.fw) が必要であると言われた.
#リムーバブルメディアが見つからないファームウェアをロードしますか? と問われたので
# いいえ
#を選択した.
== ネットワークインターフェイス
使用するネットワークインターフェイスは
enp10s2: Intel Corporation 82541PI Gigabit Ethernet Controller
を選択する.
#なお, Debian stretch から, ネットワークインターフェイスの名称が大きく変わったようである.
その後, 自動で DHCP によるネットワーク設定が始まるが,
ITPASS のネットワークは DHCP を提供していないので, 失敗する.
#(注意: 神戸大学の全学ネットワークは, 2018 年春に大きく変更される (KHAN2017 に移行する). そのため, 2018 年のサーバ再構築時にどのようなネットワーク環境になっているかはわからない. ここに記述されているのとは異なる状況になる可能性がある.)
#上のようなコメントがあるが, 2018 年度サーバ再構築時には DHCP による自動設定に失敗した.
== その後のネットワークの設定
続く選択は, 下の表に基づいて選択する.
# RT
delimiter = %
設定項目% 選択する項目% 備考
ネットワークの設定方法% ネットワークを手動で設定%
IP アドレス% 133.30.109.21% サーバの筐体に貼られているテプラに書かれた IP アドレスを確認すること
ネットマスク% 255.255.255.0%
ゲートウェイ% 133.30.109.254%
ネームサーバアドレス% 133.30.14.2 133.30.14.3 133.30.8.2%
ホスト名% tako-itpass% サーバの筐体に貼られているテプラに書かれたホスト名を確認すること
ドメイン名% scitec.kobe-u.ac.jp%
= ユーザーとパスワードのセットアップ
== root パスワードの設定
root のパスワードは, 適切なパスワードを入力する.
root パスワードの管理者は OS をインストールしている者とする.
テプラを作り直すときには root パスワード管理者を先頭にすること.
#* 2018 年度 tako: 藤林 (サーバ移行後, 新 ika)
#* 2017 年度 ika: 高橋 (サーバ移行後, 新 tako)
== ユーザーアカウントの設定
あとで消去することを前提に, "test" というアカウント名のテストユーザーを作成する.
新しいユーザーの本名 "test"
アカウントのユーザー名 "test"
パスワードは適切なもの (クラックされない程度の強度のもの)
なお, テストユーザーは作業用アカウント作成時に消去する予定である.
なぜならば, この段階ではユーザー ID を指定してユーザーアカウントを作成できないため, ((<gate-toroku-system|ITPASSサーバ構築・運用ドキュメント#gate-toroku-system>)) で管理しているユーザー ID と衝突して不具合が出る恐れがあるからである.
複数のユーザーが全員 root パスワードを知っている状態は
セキュリティ的に問題があると考え,
後から構築作業用のアカウント
chikuwaX (ユーザー ID: 4000X) を作成する.
OS のインストールが完了した後に行うこと.
= パーティショニング設定
== パーティショニングの方法
ディスクのパーティショニングで
手動
を選択する.
まず, 以前に設定されていたパーティションを削除する.
その後
SCSI7 (0,1,0) (sda) - 2.0 TB ATA Hitachi HDS72302
を選択する.
新しい空のパーティションテーブルを作成するか問われるので,
はい
を選択する.
もう一つの HDD
SCSI8 (0,1,0) (sdb) - 1.0 TB ATA Hitachi HDT72101
についても同様の操作を行う.
== パーティションニングするディスクの選択
以下のように表示され, パーティショニングするディスクを問われる.
SCSI7 (0,1,0) (sda) - 2.0 TB ATA Hitachi HDS72302
基/論 2.0 TB 空き領域
SCSI8 (0,1,0) (sdb) - 1.0 TB ATA Hitachi HDT72101
基/論 1.0 TB 空き領域
「空き領域」の行を選択する.
== ディスクのパーティショニング
二つのディスクに対し, 下の手順で手動でパーティションを切る.
* / (ルート) パーティションの作成
* 「新しいパーティションの作成」を選択する.
* 新しいパーティションのサイズ
* 下記を確認したうえで「200 GB」と入力する.
* kernel panic によってメモリとスワップの内容が
ルートパーティションに出力されても溢れないよう,
システム, メモリ, スワップのサイズより十分大きくする.
* 新しいパーティションのタイプ
* 「基本パーティション」を選択する.
* 新しいパーティションの場所
* 「先頭」を選択する.
* パーティション設定
* 以下の点を変更する.
* マウントポイント: / (ただし, 2 つめのディスクは「マウントしない」とする)
* 起動フラグ: オン (ただし, 2 つめのディスクは「オフ」とする)
* 「戻る」を選択する.
以下, 同様に, 下のようにパーティションを切る.
* スワップパーティションの作成
* サイズ: 「32 GB」
* メモリが 16 GB のため, スワップはその倍のサイズとする.
* タイプ: 論理
* 場所: 先頭
* 設定
* 利用方法: 「スワップ領域」
* 「戻る」
* /home パーティションの作成
* サイズ: 「1.8 TB」 (残り全部)
* タイプ: 論理
* 設定
* マウントポイント: /home (ただし, 2 つめのディスクは「マウントしない」とする)
2018 年のサーバ再構築では, 最終的に下の状態となった.
SCSI7 (0,1,0) (sda) - 2.0 TB ATA Hitachi HDS72302
1. 基本 200.0 GB B F ext4 /
5. 論理 32.0 GB F スワップ スワップ
6. 論理 1.8 TB F ext4 /home
SCSI8 (0,1,0) (sdb) - 1.0 TB ATA Hitachi HDT72101
1. 基本 200.0 GB F ext4 (なし)
5. 論理 32.0 GB F スワップ スワップ
6. 論理 768.2 GB F ext4 (なし)
パーティションの設定が終了後に,
パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み
を選択する.
なお, 2018 年のサーバ再構築では,
2 つ目のディスクに関して,
「マウントされないがかまわないか」
といった注意のメッセージが表示されたが, そのまま続行した.
== ディスクへの変更の書き込み
ディスクに変更を書き込むの問いには,
はい
を選択する.
パーティション設定とフォーマットが行われるのでしばらく待つ.
= ベースシステムのインストール
ベースシステムのインストールをしばらく待つ.
= パッケージマネージャーの設定
続く選択は, 下の表に基づいて選択する.
# RT
delimiter = %
設定項目% 選択する項目
別の CD/DVD の検査% いいえ
Debian アーカイブミラーの国% 日本
Debian アーカイブミラー% ftp.jp.debian.org
== HTTP プロキシの情報
使用する HTTP プロシキを問われるが, 使用しないので入力欄は空のままとし,
続ける
を選択する.
= Debian パッケージ利用調査
Debian パッケージ利用調査への参加については,
はい
を選択する.
= ソフトウェアの選択
インストールするソフトウェアとしては,
* Debian デスクトップ環境
* 標準システムユーティリティ
を選択し,
続ける
を選択する.
= ハードディスクへの GRUB ブートローダーのインストール
マスターブートレコードへの GRUB ブートローダのインストールについては,
はい
を選択し, 続けて,
/dev/sda (ata-Hitachi_HDS723020BLA642_MN1220F302KVKD)
を選択する.
(上の記号・番号は 2018 年度のものである. 詳細な記号・番号は異なることに注意.)
= インストール完了
インストールが完了した後, CD を取り出し
続ける
を選択すると自動的に再起動し, OS のインストールは終了である.
[((<[ITPASS2018]2018年度サーバ構築マニュアル>)) へ戻る]