IT pass HikiWiki - [EPA]バックアップの設定 Diff
- Added parts are displayed like this.
- Deleted parts are displayed
like this.
{{toc}}
== 概要
EPA サーバでは, ディスク上のデータに関し, 2 重のバックアップを取る.
(1) サーバ 1 つに, 2 台のディスクを取り付け, 片方を本体, もう片方を
バックアップとする. バックアップの内容は, /tmp/, /proc/, /dev/, /sys/
等のシステムが一時的に使用するもの以外の全てである.
(2) EPA サーバにはバックアップとサーバ本体のトラブル時に代替するための
予備サーバを立ててある. パブリックな領域 (/home/epalab, /home/itpass)
に関しては EPA サーバ本体から予備サーバへバックアップを取る.
== 予備ディスクの準備
以下は, 既に本体ディスクが取り付けられており,
これから予備ディスクをフォーマット, マウントすることを
想定した文書である. 既に予備ディスクがフォーマット, マウントされている
場合には ((<URL:#バックアップ体制の構築>)) から作業を始めよ.
=== 予備ディスクのパーティショニングとフォーマット
予備ディスクのフォーマットを行う. 本体ディスクと取り替えられるよう,
以下のように本体ディスクと同様な構成にする. cfdisk コマンドで設定を行う.
# cfdisk /dev/sdb
なお, ここに書いてある例は, 本体ディスクが /dev/sda, 予備ディスク
が /dev/sdb の場合である.
Name Flags Part Type FS Type [Label] Size (MB)
-----------------------------------------------------------------------
sdb1 Primary Linux ext3 497390.91
sdb5 Logical Linux swap / Solaris 2714.35
FS Type に関しては, [ Type ] から "83 Linux" を選べばよい. 上記の
表示が "Linux" となるがとりあえずそのままで OK.
設定後に [ Write ] を選択して書き込んだ後, 以下のコマンドでファイルシ
ステム ext3 としてフォーマットを行う.
# mkfs.ext3 /dev/sdb1
=== fstab の設定 (予備ディスクのマウント)
今回のディスクを /bk にマウントするよう /etc/fstab を書き換える.
# vi /etc/fstab
以下の行を追加する. (1 行目はコメントなので無視せよ).
# <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass>
/dev/sdb1 /bk ext3 defaults,errors=remount-ro 0 2
/bk ディレクトリを作成しておく.
# mkdir /bk
mount コマンドで, /bk に /dev/sdb1 がマウントされることを確認する.
# mount -a
このコマンドの後, 以下のように df コマンドでディスクのマウントの状態を
確認し, /dev/sdb1 が /bk にマウントされていることを確認せよ.
# df
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/sda1 478111580 3713616 450111304 1% /
tmpfs 1038328 0 1038328 0% /lib/init/rw
udev 10240 68 10172 1% /dev
tmpfs 1038328 0 1038328 0% /dev/shm
/dev/sdb1 478111580 202856 453622064 1% /bk
== バックアップ体制の構築
EPA サーバでは, 本体ディスクから予備ディスクへ, rsync によって
ファイルをバックアップする. バックアップする内容は
/tmp, /proc, /dev, /sys 以外
の全てのファイルとディレクトリである.
EPA サーバでは, cron を用い, rsync によるバックアップを毎日自動的に行
う. またその rsync の結果をログに残す.
=== 自作スクリプト用 cron ディレクトリ作成
自作の cron 用スクリプト置き場として, /etc/cron.local を作成する.
# mkdir /etc/cron.local
# mkdir /etc/cron.local/daily
=== バックアップ用スクリプトの用意
((<rsync.sh|URL:../epa/system_backup/rsync.sh>))
を, /etc/cron.local/daily/220_rsync に設置する.
(スクリプト先頭の番号は, その他のスクリプトを置いた際, どれを
優先して実行するかを決めるためのものである. 若い番号のものほど
先に実行される).
# wget http://epa.scitec.kobe-u.ac.jp/~itpass/epa/system_backup/rsync.sh
# mv rsync.sh /etc/cron.local/daily/220_rsync
/etc/cron.local/daily/220_rsync に実行権限を設定する.
# chmod 755 /etc/cron.local/daily/220_rsync
=== crontab の編集
/etc/crontab を編集する. 以下の一行を追加する.
25 6 * * * root cd / && run-parts --report /etc/cron.local/daily
出力結果に関してメールを送信したい場合には以下のようにすると良い.
25 6 * * * root cd / && run-parts --report /etc/cron.local/daily |mail -s "`hostname -f` daily run outputs" xxx@xxx.xxxx
=== バックアップログファイルの作成
ログファイルのためのディレクトリとファイルを作成しておく.
なお, このログファイルの場所は ((<URL:#バックアップ用スクリプトの用意>))
で用意した 220_rsync 内の LOGFILE を書き換えることで変更できる.
# mkdir /var/log/rsync-log
# touch /var/log/rsync-log/bk.log
=== バックアップログファイルの logrotate の設定
rsync のログを 1 週間毎に分割する.
/etc/logrotate.d/ 以下に rsync という設定ファイルを作成.
# vi /etc/logrotate.d/rsync
以下の内容を書き込む.
/var/log/rsync-log/bk.log {
weekly
create 0644 root root
rotate 12
}
== 概要
EPA サーバでは, ディスク上のデータに関し, 2 重のバックアップを取る.
(1) サーバ 1 つに, 2 台のディスクを取り付け, 片方を本体, もう片方を
バックアップとする. バックアップの内容は, /tmp/, /proc/, /dev/, /sys/
等のシステムが一時的に使用するもの以外の全てである.
(2) EPA サーバにはバックアップとサーバ本体のトラブル時に代替するための
予備サーバを立ててある. パブリックな領域 (/home/epalab, /home/itpass)
に関しては EPA サーバ本体から予備サーバへバックアップを取る.
== 予備ディスクの準備
以下は, 既に本体ディスクが取り付けられており,
これから予備ディスクをフォーマット, マウントすることを
想定した文書である. 既に予備ディスクがフォーマット, マウントされている
場合には ((<URL:#バックアップ体制の構築>)) から作業を始めよ.
=== 予備ディスクのパーティショニングとフォーマット
予備ディスクのフォーマットを行う. 本体ディスクと取り替えられるよう,
以下のように本体ディスクと同様な構成にする. cfdisk コマンドで設定を行う.
# cfdisk /dev/sdb
なお, ここに書いてある例は, 本体ディスクが /dev/sda, 予備ディスク
が /dev/sdb の場合である.
Name Flags Part Type FS Type [Label] Size (MB)
-----------------------------------------------------------------------
sdb1 Primary Linux ext3 497390.91
sdb5 Logical Linux swap / Solaris 2714.35
FS Type に関しては, [ Type ] から "83 Linux" を選べばよい. 上記の
表示が "Linux" となるがとりあえずそのままで OK.
設定後に [ Write ] を選択して書き込んだ後, 以下のコマンドでファイルシ
ステム ext3 としてフォーマットを行う.
# mkfs.ext3 /dev/sdb1
=== fstab の設定 (予備ディスクのマウント)
今回のディスクを /bk にマウントするよう /etc/fstab を書き換える.
# vi /etc/fstab
以下の行を追加する. (1 行目はコメントなので無視せよ).
# <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass>
/dev/sdb1 /bk ext3 defaults,errors=remount-ro 0 2
/bk ディレクトリを作成しておく.
# mkdir /bk
mount コマンドで, /bk に /dev/sdb1 がマウントされることを確認する.
# mount -a
このコマンドの後, 以下のように df コマンドでディスクのマウントの状態を
確認し, /dev/sdb1 が /bk にマウントされていることを確認せよ.
# df
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/sda1 478111580 3713616 450111304 1% /
tmpfs 1038328 0 1038328 0% /lib/init/rw
udev 10240 68 10172 1% /dev
tmpfs 1038328 0 1038328 0% /dev/shm
/dev/sdb1 478111580 202856 453622064 1% /bk
== バックアップ体制の構築
EPA サーバでは, 本体ディスクから予備ディスクへ, rsync によって
ファイルをバックアップする. バックアップする内容は
/tmp, /proc, /dev, /sys 以外
の全てのファイルとディレクトリである.
EPA サーバでは, cron を用い, rsync によるバックアップを毎日自動的に行
う. またその rsync の結果をログに残す.
=== 自作スクリプト用 cron ディレクトリ作成
自作の cron 用スクリプト置き場として, /etc/cron.local を作成する.
# mkdir /etc/cron.local
# mkdir /etc/cron.local/daily
=== バックアップ用スクリプトの用意
((<rsync.sh|URL:../epa/system_backup/rsync.sh>))
を, /etc/cron.local/daily/220_rsync に設置する.
(スクリプト先頭の番号は, その他のスクリプトを置いた際, どれを
優先して実行するかを決めるためのものである. 若い番号のものほど
先に実行される).
# wget http://epa.scitec.kobe-u.ac.jp/~itpass/epa/system_backup/rsync.sh
# mv rsync.sh /etc/cron.local/daily/220_rsync
/etc/cron.local/daily/220_rsync に実行権限を設定する.
# chmod 755 /etc/cron.local/daily/220_rsync
=== crontab の編集
/etc/crontab を編集する. 以下の一行を追加する.
25 6 * * * root cd / && run-parts --report /etc/cron.local/daily
出力結果に関してメールを送信したい場合には以下のようにすると良い.
25 6 * * * root cd / && run-parts --report /etc/cron.local/daily |mail -s "`hostname -f` daily run outputs" xxx@xxx.xxxx
=== バックアップログファイルの作成
ログファイルのためのディレクトリとファイルを作成しておく.
なお, このログファイルの場所は ((<URL:#バックアップ用スクリプトの用意>))
で用意した 220_rsync 内の LOGFILE を書き換えることで変更できる.
# mkdir /var/log/rsync-log
# touch /var/log/rsync-log/bk.log
=== バックアップログファイルの logrotate の設定
rsync のログを 1 週間毎に分割する.
/etc/logrotate.d/ 以下に rsync という設定ファイルを作成.
# vi /etc/logrotate.d/rsync
以下の内容を書き込む.
/var/log/rsync-log/bk.log {
weekly
create 0644 root root
rotate 12
}