[TEBIKI]HDD の初期不良チェック
ここでは, HDD の初期不良チェックの方法を述べる.
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概要
チェックする HDD を適当なマシンに入れ, dd コマンドにより読み出し/書き込みのテストを行う.
準備
用意するもの
- チェックする HDD
- SATA ケーブル
ハードウェアセットアップ
チェックする HDD を適当なマシンに入れる.
また, df コマンドや dmesg コマンドを用いて HDD を表すデバイスファイル名を確認しておく.
読みだし/書き込みテスト
読みだし/書き込みのテストには dd コマンドを使う. 次のようなシェルスクリプトを使い, 読み出しテスト, 書き込みテストを続けて実行すればよい.
----ここから---- #!/bin/bash FILE=/dev/hoge dd if=$FILE of=/dev/null dd if=/dev/zero of=$FILE ----ここまで----
これを diskiochk.sh などとして保存し,
# chmod u+x diskiochk.sh # nohup ./diskiochk.sh &
として出力結果を nohup.out に出力する.
上記のシェルスクリプトの中身については以下の通りである.
まず, HDD の全ての領域からデータを読み出して, エラーが出ないかどうか調べる. 例えば, HDD を表すデバイスファイル名が /dev/hoge だった場合, 次のコマンドを実行する.
# dd if=/dev/hoge of=/dev/null
null は, 入力したデータを全て捨てるデバイスファイルである.
書き込みのテストには,
# dd if=/dev/zero of=/dev/hoge
とする. zeroは, 読み出すとゼロを返すデバイスファイルである.
出力結果
エラーなく結果が出力されていることを確認する.
以下はその出力結果の一例である.
----ここから---- 19077+1 records in 19077+1 records out 2000398934016 bytes (2.0 TB) copied, 16338.9 s, 122 MB/s dd: writing `/dev/hoge': デバイスに空き領域がありません 19078+0 records in 19077+0 records out 2000398934016 bytes (2.0 TB) copied, 16364.6 s, 122 MB/s ----ここまで----
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