[Memo2009][ITPASS] tako 構築作業ログ(OS 1)(山元, 黒田, 辻野)

tako 構築

OS インストール

  • はじめに

    Debian GNU/Linux 5.0(lenny) を ITPASS サーバにインストールする.

    インストールディスクには, 「Debian GNU/Linux 5.0 インストール用 CD (debian-500-amd64-netinst.iso)」を使用した.

  • インストールディスクの起動

    インストールディスクを挿入し, 電源を入れると

    Press any key to continue ...

    と表示されるので, 「Enter」キーを押す.

    "Installer boot menu" が表示されるので,

    Graphical Install

    を指定.

  • 言語環境の設定
    • Choose language

      インストール時に使用する言語を問われるので,

      Japanese

      を選択.

    • キーボード配置の選択

      日本 (106 キー)

      を選択.

  • ネットワークの設定
    • ネットワークインターフェイス

      eth1: Intel Corporation 82541PI Gigabit Ethernet Controller

      を選択.

      その後, 自動で DHCP によるネットワーク設定が始まるが, 失敗するようになっている.

    • ネットワークの設定方法

      ネットワークを手動で設定

      を選択.

    • IP アドレス

      ITPASS サーバ本体のテプラに書いてある IP アドレスを参照し,

      133.30.109.21

      を入力.

    • サブネットマスク

      255.255.255.0

      を入力.

    • ゲートウェイ

      133.30.109.254

      を入力.

    • ネームサーバアドレス

      ネームサーバアドレス (3 つまで) を問われるので,

      133.30.14.2 133.30.14.3 133.30.8.2

      を入力する.

    • ホスト名

      ITPASS サーバ本体のテプラに書いてある ホスト名

      tako-itpass 

      を入力.

    • ドメイン名

      scitec.kobe-u.ac.jp

      を入力.

  • パーティショニング設定

    • パーティショニングの方法

      ディスクのパーティショニング方法を問われる.

      まず, 以前に設定されていたパーティションを削除する.

      SCSI1 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB ATA HDS725050KLA360

      を選択. 新しい空のパーティションテーブルを作成するか問われる.

      はい

      を選択.

      SCSI2 (0,0,0) (sdb) - 500.1 GB ATA HDS725050KLA360

      についても同様の操作を行う.

      新しいパーティションテーブルを作成した後,

      ガイドによるパーティショニング

      を選択

      ガイド - ディスク全体を使う

      を選択.

    • パーティションニングするディスクの選択

      以下のように表示され, パーティショニングするディスクを問われる.

      SCSI1 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB
             基/論  500.1 GB     空き領域
      SCSI2 (0,0,0) (sdb) - 500.1 GB
             基/論  500.1 GB     空き領域

      「SCSI1 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB」の下の「空き領域」の行を選択.

    • ディスクのパーティショニング

      両方のディスクに対し, 手動でパーティションを切る.

      • 空き領域の利用方法
        • 「新しいパーティションの作成」を選択
      • 新しいパーティションのサイズ
        • 「30 GB」を入力.
      • 新しいパーティションのタイプ
        • 「基本パーティション」を選択.
      • 新しいパーティションの場所
        • 「先頭」を選択.
      • パーティション設定
        • 以下に変更
          • マウントポイント: / (2 つめのディスクは「なし」とする)
          • 起動フラグ: オン (2 つめのディスクは「オフ」とする)
        • 「戻る」を選択.
      • 上と同じ操作を繰り返す
        • スワップ
          • サイズ: 「16 GB」
            • メモリが 8 GB のため, スワップはその倍のサイズとする.
          • タイプ: 論理
          • 場所: 先頭
          • 設定
            • 利用方法: 「スワップ領域」
          • 「戻る」
        • /home
          • サイズ: 「454.1 GB」 (残り全部)
          • タイプ: 論理
          • 設定
            • マウントポイント: /home (2 つめのディスクは「なし」とする)

    最終的に以下のように表示された.

    SCSI1 (0,0,0) (sda) - 500.1 GB
           1. 基本    30.0 GB B F ext3      /
           5. 論理    16.0 GB   F スワップ  スワップ
           6. 論理   454.1 GB   F ext3      /home
    SCSI2 (0,0,0) (sdb) - 500.1 GB
           1. 基本    30.0 GB   F ext3      (なし)
           5. 論理    16.0 GB   F スワップ  スワップ
           6. 論理   454.1 GB   F ext3      (なし)

    これを確認した後,

    パーティショニングの終了とディスクへの変更の書き込み

    を選択. なお, 2 つ目のディスクに関して, 「マウントされないがかまわないか」 といった注意のメッセージが表示されるが, これは意図的にそのように設定 しているので, そのまま続行する.

    • ディスクへの変更の書き込み

      ディスクに変更を書き込むか問われるので,

      はい

      を選択.

  • root パスワードの設定

    root のパスワードを問われるので, 適切なパスワードを入力する.

    以下は, root パスワードを設定した人.

    2009 年度 tako: 黒田
  • 新しいユーザの本名の設定

    あとで消去することを前提に, "test" というアカウント名のテストユーザを作成する.

    新しいユーザの本名 "test"
    アカウント名 "test"
    パスワードは任意

    テストユーザは作業用アカウント作成時に消去する.

    作業用アカウントはここでは作成しない.

  • パッケージマネージャーの設定
    • Debian アーカイブミラーの国

      日本

      を選択.

    • Debian アーカイブミラー

      ftp.jp.debian.org 

      を選択.

    • HTTP プロキシの情報

      使用しないので入力欄は空のまま

      続ける

      を選択.

  • Debian パッケージ利用調査

    いいえ

    を選択.

  • ソフトウェアの選択とインストール

    • デスクトップ環境
    • 標準システム

    を選択し,

    続ける

    を選択.

  • ハードディスクへの GRUB ブートローダーのインストール

    GRUB をインストールするか問われるので,

    はい

    を選択.

  • インストール完了

    インストールが完了したら, CD を取り出し

    続ける

    を選択.

自動的に再起動が行われる.

再起動後は GDM によるログイン画面となるが, この段階では GDM は remove しない.

作業用アカウント作成

作業用のアカウントを作成する.

# adduser chikuwaX --uid 4000X  (X には数字が入る)

アカウントリスト

以下に, 現段階での chikuwa アカウントのリストを載せる.

  • アカウント名 (uid): 作成者
  • chikuwa1 (40001): 黒田
  • chikuwa2 (40002): 辻野
  • chikuwa6 (40006): 井谷
  • chikuwa8 (40008): 須賀

テストユーザの削除

OS のインストール時に作成したテストユーザ "test" を uid も含めて削除する.

/etc/deluser.conf を以下のように書き換える.

REMOVE_HOME = 1
REMOVE_ALL_FILES = 1

この後,

# deluser test

を行うと完全にアカウントが消去される.

sudo の設定

/etc/sudoers の編集

root でログインし, 以下のコマンドを入力する.

# export EDITOR=vi
# visudo

文末に以下を追加する. 以下, ユーザ名 hoge の場合である.

hoge ALL=(ALL) ALL

これを構築作業用アカウントを作成した後に必ず行う.

現段階では, chikuwa1, 2, 6, 8 に関して設定を行い, 全員 root で作業ができることを確認した.

ssh の設定

ssh パッケージのインストール

# apt-get install openssh-server

作業者の公開鍵の設置

作業者の手元の公開鍵を

~chikuwaX/.ssh/authorized_keys

として保存する.

パスワード認証の拒否と root ログインの拒否設定

ssh サーバの設定を変更する. 公開鍵認証を有効にし (これがデフォルト), パスワード認証と PAM を無効にする. また root ログインを無効にする.

# vi /etc/ssh/sshd_config

PermitRootLogin no
        :
PasswordAuthentication no
        :
UsePAM no

最後に ssh デーモンを再起動する

# /etc/init.d/ssh restart

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