[ITPASS2018]サーバ交換事前作業

2 週間前から

2 日前の作業, 当日前半の作業者のスケジュール確保

入れ替え 2 日前および入れ替え前半の作業には tako の root パスワードが必要になる. これらの作業のために tako の root パスワード保持者のスケジュールを必ず確保しておくこと. 万が一のため, ika の root パスワード保持者も現場にいるようにする. 難しい場合は root パスワード保持者の交代も検討すること.

サーバ停止アナウンス

入れ替え日には ITPASS サーバの全サービスを停止することとなるため, その旨を伝えるアナウンスを数度行う (入替え日の 2 週間前から当日 30 分前まで).

2 日前まで

以下の作業は滞ると当日の作業に大きく影響するため, 念のため 1 日遅れても大丈夫なように, 2 日前までに行う.

この作業ではコマンドの実行に数時間以上かかるので, 十分早い時間に始めるか, 画面をロックして帰れるようにしておく. あるいは, screen コマンドなどを活用すること.

ika から tako へ /home 領域を rsync

/home 以下のデータを同期する. サーバ交換作業当日にも同様の作業を行うが, その際の時間を短縮するために予め行っておく.

公開鍵認証の際のセキュリティ設定の変更 (root ログイン許可)

まず tako 側の ika に対する通信許可の設定を行う.

tako において一時的に root ログインを許可する. 方法は [TEBIKI]root ログインの許可・禁止 を参考にする.

下のようにして, tako で root ログインを許可する.

tako の /etc/ssh/sshd_config の

PermitRootLogin no

PermitRootLogin yes

に変更し,

# /etc/init.d/ssh restart

で ssh を再起動する.

rsync で転送されるファイルの確認

/root/.ssh/ の秘密鍵でログインするため, まず以下の作業を行う.

ika$ sudo -s -H
ika# cd /root  

ika で下のように管理者権限を得る.

ika$ sudo -s -H
ika# cd /root  

いきなり rsync コマンドを実行すると予期せぬ間違い (転送元と転送先の設定を間違って, 転送先のファイルを全て消してしまう等) が起こりうるため, まずは rsync コマンドに -n オプションをつけて実行する. -n オプションをつけて実行すると, 実際のファイルの転送は行わずに, 転送されるはずのファイルのリストが出力される.

  • rsync する際, gate の home 領域や, aquota.user ファイルまで tako に同期してしまわないよう オプション --exclude で除外する.
  • 外部記憶装置にあるファイルが転送されることのないように -x というオプションを加える.
  • ここでは一度ファイルリストを /tmp ディレクトリ以下に出力し, 確認してから実際の転送を行うこととする.

このコマンドはサーバ交換の際にも実行するので, 当日コマンドを打ち直す手間が省けるように シェルスクリプトとして作成しておく. 名前は動作内容を想像しやすいものなら何でも良いが, ここでは rsync_ika2tako.sh としておく.

ika から tako へのデータの転送のために, 下の内容の rsync を実行するスクリプト /root/rsync_ika2tako.sh を作成する.

#!/bin/sh
rsync -n -av --delete -e ssh -x \
   --exclude="chikuwa?" \
   --exclude=gate \
   --exclude=aquota.user --exclude=quota.user \
   /home/ tako-itpass.scitec.kobe-u.ac.jp:/home/ \
   2>&1 | tee /tmp/rsync_tako12ika.log

このスクリプトでは, gate の領域や quota 関連のファイルを除き, ika の /home 以下を tako に転送する.

行末の日本円マークはバックスラッシュのことである/バックスラッシュに読み替えること. スペースを入れる位置に注意すること. なお, rsync に関するオプション (-av, --delete, -e 等) については, man の rsync(1) の項目を参照のこと. また, "/home" と "/home/" では転送内容が異なるため注意しなければならない.

上記スクリプトを実行する. tako の root パスワードが求められるので入力する.

下のようにしてスクリプトを実行する.

ika# chmod 744 rsync_ika2tako.sh 
ika# ./rsync_ika2tako.sh

/tmp/rsync_tako12ika.log の内容を確認する.

動作終了後, /tmp/rsync_ika2tako.log を見て, 転送される予定のファイルを確認する. もし予期しないファイルが削除, 転送されてしまう場合は, --exclude オプションを使用してそのファイルを転送対象から除外すること

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
@    WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!     @
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

という警告が出て, リストは適切に出力されない場合がある. これは, ika に登録されている tako の指紋が, known_hosts に書かれている指紋と一致していないために生じる. この場合, 警告に続くメッセージで指摘された行にある tako の指紋を削除し, 上記コマンドを実行する.

Warning: Permanently added the RSA host key for IP address '<tako の IP アドレス>' to the list of known hosts.

というメッセージが出て, tako の指紋が known_hostsに登録されるので, 再び上記コマンドを実行すると公開鍵認証を行うことができる.

rsync でファイルを転送

rsync で転送されるファイルの確認で 動作確認したスクリプトから -n オプションを除いて実行する. (実行時に tako の root パスワードが要求される.)

実行後, tako 内の /home 以下にファイルが転送されていることを確認する.

最後に, 公開鍵認証の際のセキュリティ設定の変更 (通信許可)で行なった設定を元に戻し, root ログインを禁止する. 念のため, ika から tako に ssh で入れないことも確認する.

公開鍵認証の際のセキュリティ設定の変更 (root ログイン不許可)

下のようにして, tako の ssh での root ログインを禁止する.

tako の /etc/ssh/sshd_config の

PermitRootLogin yes

PermitRootLogin no

とし,

# /etc/init.d/ssh restart

で ssh を再起動する.

さらに, ika から tako に ssh で入れないことを確認する.

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