[ITPASS2014]CPU・MB・グラフィックボード・電源の初期不良チェック

ここでは, CPU・マザーボード・グラフィックボード・電源の初期不良チェックの方法を述べる.

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概要

チェックには stress コマンドを用いる.

CPU の負荷耐性テストを通して, マザーボード・グラフィックボード・電源の初期不良もテストされるものと考える.

stress コマンドのインストール

stress コマンドは Debian パッケージで配布されているため, 次のコマンドでインストールできる.

# apt-get install stress

チェック

stress コマンドを実行し, 機材の負荷耐性・CPU ファンの冷却機能が十分かどうかをテストする.

チェック 1

stress コマンドを 10 分間走らせ再起動した後に, BIOS 画面で CPU の温度を確認する.

# stress --cpu 8 --timeout 10m
  • オプションの説明
    • --cpu 8 : sqrt() を 8 プロセス行う
      • cpu のスレッド数に合わせて適宜変えること
    • 10m : 10 分間実行する

チェック 2

stress コマンドを 1 時間走らせ再起動した後に, BIOS 画面で CPU の温度を確認する.

# stress --cpu 8 --timeout 1h

結果の判断

初期不良がないと判断できる基準の例

  • 途中で電源が落ちるなどの障害がなく, stress コマンドが終了
  • BIOS 画面で確認した CPU の温度が 55 度前後
    • 再起動している間に多少冷えるため, BIOS 画面で 55 度であっても stress コマンドを実行中は 60 度前後であると考えられる

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Last modified:2014/12/19 14:33:09
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References:[[ITPASS2014]2014年度サーバ構築ログ]