計算結果の図を画像・動画ファイルにする方法を説明します.
Ruby コード内の DCL.gropn の引数が 4 である場合 (実習用のサンプルでは最初からこの値になっています) は, 目の前の図を画像ファイルに出力することができます (png 形式限定).
ウィンドウがアクティブな状態でキーボードで d を押すと, カレントディレクトリに dcl_???.png という名前のファイルが保存されます. ??? は三桁の数字で, そのプログラムでの何枚目の図であるかによって付番されます. 既に同じ名前のファイルがある場合は上書きされます.
png ファイルを見るには eog (Eye of GNOME) コマンドなどを使います.
$ eog dcl_???.png
もし入っていない場合は apt-get で入れてください.
Imagemagick に含まれる convert コマンドを用いて Gif アニメーションを作る方法を記します.
カレントディレクトリにある dcl_???.png を用いる場合は
$ convert -delay 20 -loop 0 dcl_???.png anim.gif
などとします. dcl.ps など他のファイルを用いる場合も dcl_???.png の部分を置き換えれば良いだけです. -delay はコマ送りの時間間隔で, 後の数字の単位は 1/100 秒です. -loop の後の数字はループ回数で, 0 を指定すると無限ループになります. 実行の際は少し時間がかかるかもしれません.
Gif アニメーションを見るのも eog コマンドを使います.
$ eog anim.gif
注意: convert コマンドは便利ですが 計算機のリソースを大量消費する傾向があります. ITPASS サーバでは実行しないでください.
Ruby コード内の DCL.gropn の引数が 2 である場合は, 図は表示されず, 代わりにカレントディレクトリに ps ファイルが出力されます. 出力ファイル名は dcl.ps であり, 複数枚の図を出力した場合も全てこのファイルに格納されます.
ps ファイルを見るには gv コマンドを使います.
$ gv dcl.ps
TeX に貼り込む eps ファイルを作成するには 以下のように convert コマンドを用いて変換します.
$ convert (input) (output)
形式については convert がファイルの拡張子から判断してくれるため, オプションは必要ありません.